2019/20 コッパ・プリマベーラ準決勝セカンドレグが行われ、ホームにフィオレンティーナを迎えたユベントスは 2-2 で引き分けて2戦合計 3-3 となったものの、アウェイゴール数の差で敗退となりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: ウェズレイ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン (C)(→ 37' st. 18: パブロ・モレーノ) |
MF | 10: ファジョーリ(→ 37' st. : ベッレネチェア) 4: レオネ(→ 28' st. : セクロフ) 8: アハマダ 7: トンギャ(→ 28' st. : ダ・グラサ) 11: ポルタノーバ |
FW | 9: A・マルケス(→ 17' st. 20: セネ) |
ザウリ監督は 4-3-2-1 を選択。Bチームに帯同するウェズレイ、ポルタノーバ、A・マルケス選手らを先発に起用する布陣で準決勝のセカンドレグに臨みます。
ファーストレグを 1-1 で終えて迎えた試合で先にスコアを動かすことに成功したのはフィオレンティーナ。
28分にコッフィ選手が左サイドを突破し、中に侵入してグラウンダーのクロスを入れるとロビサ選手が押し込んでフィオレンティーナが1点を先制する。
対するユベントスは29分にセンターライン付近からファジョーリ選手が前線にロングフィードを送ると風に押し戻されたボールが GK と DF の間の絶妙な位置に落下し、これをポルタノーバ選手がシュートを決めて 1-1 の同点に戻す。
結局、前半はこのまま 1-1 で終了。この時点の2戦合計は 2-2 で、両チームのアウェイゴール数は1で並んだ完全なイーブンとなっており、次の1点が非常に重要な意味を持った状態で後半を迎えることとなる。
均衡を破ることに成功したのはフィオレンティーナ。68分に左サイドをドリブルで持ち上がったベロコ選手が中に切れ込んでミドルシュート。これがユベントス DF に当たったことでロブショットとなったことで GK イスラエル選手を破り、2-1 と勝ち越す。
一方、アウェイゴールの関係で決勝進出には少なくとも2点が必要となったユベントスはダ・グラサ、セクロフ、P・モレーノと攻撃的な選手を立て続けに投入して局面を変えようとするが、フィオレンティーナのゴールを脅かすまでには至らない。
それでもユベントスは96分にパブロ・モレーノ選手の右 CK からニアでドラグシン選手が合わせて、この試合を 2-2 の同点に戻す。
しかし、試合はここで終了。セカンドレグは 2-2 の同点で2戦合計は 3-3 となったものの、アウェイゴール数でユベントスを上回ったフィオレンティーナがコッパ・プリマベーラの決勝に駒を進めることになった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「決勝は私達の目標でした。私達は常にベストを尽くしたいと思っていますし、プレーをする全コンペティションで勝ち進みたいと思っているからです。
ファーストレグとセカンドレグの両方で拮抗した試合をプレーしましたし、フィオレンティーナが相手に対して良いアドバンテージを手にしたことでエピソードは悪い方へと変化してしまいました。2分けで私達は去ります。
今は仕事を続けなければなりません。日曜日にはペスカーラ戦がありますし、プレーオフ進出に向けて継続しなければならないからです。多くの目標があるのですから、明日からはそれらに集中しなければなりません」
2試合ともに拮抗した互角の展開でしたし、ホーム&アウェイ戦の大会フォーマットであるアウェイゴール数に泣く結果になったと言えるでしょう。選手たちが(2試合を通して)見せた内容は良かったのですから、この部分は評価できるはずです。
強いて反省点を指摘するのであれば、セカンドレグで先手(またはリード)を得られなかったことでしょう。
ユベントスが先制していればフィオレンティーナに焦りを誘発する要因になったはずですが、セカンドレグはユベントスが追いかける展開で厳しい状況下での試合を強いられる結果となりました。この部分は改善点であり、伸びシロとなるでしょう。
プリマベーラの次戦は2月23日(日)に予定されているカンピオナート第20節ペスカーラ戦です。カンピオナートの上位勢にはプレーオフがありますので、リーグ戦で良い結果を残すことができるのかに注目です。