2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第10節が行われ、アウェイでサンプドリアと対戦したユベントスはペトレッリ選手とセネ選手の得点で 0-2 で勝利し、リーグ戦の連勝を4に伸ばしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: バンデイラ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン (C) |
MF | 7: トンギャ 4: ラノッキア 8: アハマダ 11: パブロ・モレーノ(→ 33' st. : セネ) 10: ファジョーリ(→ 28' st. : デ・ウィンター) |
FW | 9: ペトレッリ(→ 33' st. : ダ・グラサ) |
ザウリ監督は 4-3-2-1 を選択。ミッドウィークに行われたアトレティコ・マドリード戦からはセンターラインの先発5選手を入れ替えた布陣で試合に臨みます。
試合は拮抗した展開で始まる。最初にチャンスを得たのはユベントス。9分にアハマダ選手が抜け出して右45度から枠内シュートを放つが、これは GK 正面だったため、アボガドリ選手がブロック。
対するサンプドリアは左サイドで得た間接 FK からダミコ選手のシュートがファーサイドのポストを直撃する惜しい場面があったが、ゴールインとはならず。前半は互いに多くの決定機が作り出せないまま、0-0 で終える。
重い雰囲気を打ち破ることに成功したのはアウェイのユベントス。51分にアンツォリン選手が右足で入れたクロスにペトレッリ選手がニアで合わせ、ユベントスが1点を先行する。
リード得たユベントスはバンデイラ選手からのパスを受けたアハマダ選手が反転ターンから枠内シュートを放つが、これは相手 GK アボガドリ選手が好セーブで防ぎ、追加点とはならず。
一方のサンプドリアはセットプレーに活路を見出そうとするも、ダミコ選手が FK を上手く落として得た決定機はドラグシン選手のブロックで防がれるなど攻撃の歯車が上手く噛み合わない。
すると、86分にサンプドリアが入れた右 CK をユベントスの GK イスラエル選手がパンチングで弾くと、デ・ウィンター選手がボールを回収してロングカウンターが発動。これを最後はセネ選手が流し込み、ユベントスのリードは2点へと広がる。
結局、試合はこのまま 0-2 で終了。後半に2得点を決めたユベントスがリーグ戦の連勝を4へと伸ばした。
なお、ユベントスのザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「非常に拮抗した試合でした。私達は前半に良いボールポゼッションができていましたが、相手 GK を困らせることはほとんどありませんでした。その代わりに後半は上手くエピソードを活用することができました。
私は選手たちに偉大なフットボールをするための準備をさせなければなりません。それが私の日々の仕事です。
素晴らしいクオリティーを持った選手たちを有していますし、ベンチから途中出場をする選手でさえ、常に準備ができていると感じています。今、私達は立ち止まってはなりません。できるだけ高みに達しなければならないからです」
序盤戦はアタランタやインテルという優勝本命との対戦で敗れることがあったものの、リーグ戦4連勝と盛り返したことで5勝4敗と勝星先行になったことは評価されるべき点と言えるでしょう。
特に、序盤戦で顕著だった「リードを許すと大崩れする」というメンタル面での落ち込みがなくなり、最後まで戦うという姿勢が根付いてきた部分に好印象が残ります。
ただ、一方で気がかりになるのは過密日程と負傷者です。先制ゴールを決めたペトレッリ選手が掲げたユニフォームは左 SB の控え選手であるベルドゥチ選手に向けたものです。ベルドゥチ選手は先週末のキエーボ選手から前十字靭帯の断裂で欠場を強いられており、残りシーズンを棒に振る可能性が大です。
12月は年内最終戦まで週2試合でのペースが続くため、今後は選手のやりくりが求められることになるでしょう。
プリマベーラの次戦は12月4日(水)に開催予定のカンピオナート第7節ジェノア戦です。延期となっていた試合で、上手く選手を休ませながら、勝点を積み重ねることができるのかに注目です。