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プリマベーラ: 途中出場のペトレッリのドッピエッタでアタランタに 2-1 で逆転勝利

 2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第17節が行われ、アタランタをホームに迎えたユベントスはペトレッリのドッピエッタでアタランタに 2-1 で逆転勝利しました。

画像:ドッピエッタの活躍でチームの勝利を呼び込んだペトレッリ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2019/20 プリマベーラ第17節 アタランタ戦)
  選手名
GK 1: イスラエル
DF 2: リッチオ(→ 33' st. 18: エヌテンダ)
5: ヴラセンコ
6: ゴッツィ・イウェル
3: アンツォリン (C)
MF 8: アハマダ
4: ラノッキア(→ 22' st. 19: ペトレッリ)
10: ファジョーリ
FW 11: パブロ・モレーノ(→ 33' st. 17: セクロフ)
9: ダ・グラサ
7: セネ(→ 14' st. 15: トンギャ)

 ザウリ監督は 4-3-3 を選択。ドラグシン選手がBチームに招集されているため、CB はヴラセンコ選手とゴッツィ・イウェル選手のコンビ。退場による出場停止でBチームでは起用できないファジョーリ選手が久しぶりにプリマベーラの試合で先発する布陣で試合に臨みます。

 

 主導権を握ったのはアタランタ。13分に右サイドからカウンターで持ち上がると最後は抜け出したピッコリ選手のシュートが枠を捉える。しかし、これはユベントスの GK イスラエル選手がセーブ。

 試合が動いたのは39分。アタランタは左サイドからルッゲーリ選手が高い弾道のクロスを供給すると、これをニアに走り込んだピッコリ選手がヘディングシュートを決め、1点を先制することに成功する。

 アタランタは45分に左サイドからペナルティーエリア内に侵入したカンビアーギ選手がリッチオ選手に倒されて PK を獲得。これをピッコリ選手がゴール左を狙ったが、GK イスラエル選手がストップ。ユベントスは 0-1 とビハインドを1点に抑えて前半を折り返す。

 追い付きたいユベントスは攻撃陣を中心に60分過ぎから交代のカードを切るが、チャンスらしいチャンスを作れず。

 一方のアタランタは71分に左 CK からギスランディ選手のヘディングシュート、72分にビルドアップのボールを奪ったコルティノビス選手の決定機など立て続けに惜しい場面は手にするも、肝心のシュートが枠を捉えない。

 すると80分にユベントスはファジョーリ選手が右サイドに展開すると、右 SB に回っていたアンツォリン選手が持ち出して右足でグラウンダーのクロス。これをファーでペトレッリ選手が押し込み、スコアを 1-1 の同点に戻すことに成功する。

 追い付いたユベントスは84分にダ・グラサ選手がハイデンライヒ選手にプレスを仕掛けてボールロストを誘発させたところをファジョーリ選手がボールを回収して右サイドからクロスを供給。これをペトレッリ選手がダイビングヘッドで流し込み、2-1 の逆転に成功する。

 アタランタは同点を狙って攻勢を仕掛けるも、スコアは動かず。試合終盤のペトレッリ選手の2得点で逆転に成功したユベントスが勝点3を手にした。

 

 なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。

ランベルト・ザウリ監督:
「私達はリーグ最強のチームと対戦し、選手たちは困難な時間を良く耐えました。彼らは試合を終わらせることができなかったですし、私達のメンタリティーと結果を出したいという欲求のおかげで2得点を決め、勝利を手にしました。

 今日は困難な時間帯にチームになりたいとの欲求が際立っていました。私達に自信を与える重要な勝利を達成したことを嬉しく思います。

 選手たちが成長し、困難な状況と戦うことに満足していますし、彼らにチームの一員として戦うことを教えることに私は挑戦しています。ユベントスのプロジェクトの一員であることを誇りに感じています。

 私達の道は続きます。水曜日にはコッパ・プリマベーラ準決勝をプレーしますし、この驚きを続けたいと思っています」

 

 アタランタは今季のカンピオナートは13勝3分の無敗で第17節に臨む圧倒的な強さを見せていました。直近の2試合で2分と少しペースを落としていたものの、前半に見せた内容は最強の評価が適切と言える内容でした。

 45分の PK や70分すぎからの猛攻でリードを2点に広げられていれば、逆転は難しかったでしょう。しかし、ザウリ監督のチームはギリギリの状況で耐え切り、限られたチャンスを確実に活かして逆転勝利を手にしました。これは大きな自信になったはずです。

 首位チームを相手に逆転勝ちをしたのですから、劣勢の状態でも耐えてチャンスを伺うことで勝利の可能性が残っているとの実体験を学習できたからです。

 

 プリマベーラの次戦は2月5日(水)に予定されているコッパ・プリマベーラ準決勝フィオレンティーナ戦です。アウェイでのファーストレグですが、アタランタに逆転勝ちした勢いを活かせるかが鍵となるでしょう。どのような内容の試合となるのかに注目です。