延期となっていた 2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第7節ジェノア戦が行われ、ユベントスは2度のリードを追いつかれて 2-2 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: バンデイラ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン (C) |
MF | 10: ファジョーリ 4: レオネ(→ 17' st. 15: デ・ウィンター) 8: アハマダ(→ 32' st. 16: セクロフ) 7: トンギャ |
FW | 11: セネ(→ 26' st. 18: パブロ・モレーノ) 9: ペトレッリ(→ 32' st. 19: ダ・グラサ) |
ザウリ監督は 4-3-1-2 を選択。先週末のサンプドリア戦からは2選手を入れ替え、レオネ選手とセネ選手が先発に名を連ねる布陣で試合に臨みます。
試合は立ち上がりにユベントスが先行する。2分に右サイドで FK を得たユベントスはアンツォリン選手がファジョーリ選手への横パスで試合を再開。そこからのロンフフィードがジェノア DF のトラップが浮いたところをドラグシン選手が押し込み、幸先良くリードを手にする。
ユベントスは22分にセネ選手からのパスを受けたファジョーリ選手がミドルシュートで狙うも、これはわずかに枠の左。追加点のチャンスを逸してしまう。
対するジェノアは前半終了間際の43分にクリアボールを回収したエボウア選手がロングドリブルで一気にユベントスのペナルティーエリア手前まで持ち上がると、シュートをゴール左下に突き刺し、同点に追い付く。
すると、ユベントスは前半アディショナルタイムの46分にペトレッリ選手がゴール正面やや左で倒されて FK を得ると、この FK をペトレッリ選手が自らゴール左隅に蹴り込み、1-2 と1点のリードを持って前半を折り返すことに成功する。
後半は両チームともに警戒心を持ってプレーを続けたため、膠着状態を動かせずに時間が経過していまう。
均衡を破ったのはホームのジェノア。64分にゴンサウベス選手が蹴った右 CK に中央でラッジョ選手が頭で合わせ、スコアを 2-2 の同点に戻すことに成功する。
この試合で3度目となる勝ち越しを狙ったユベントスだったが、ボディセク選手の守るゴールをこじ開けることはできず、試合は 2-2 で終了。ユベントスはアウェイでリーグ戦3位のジェノアと勝点1を分け合う結果となった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は素晴らしい前半をプレーし、セットプレーからゴールで2度のリードを手にしました。戦術的観点から選手たちは素晴らしい試合をしたと私は思います。相手のプレスを上手く回避していましたし、それは簡単なことではありません。
後悔があるのは後半の中頃です。ジェノアの脅威にさらされて重心が低くなり、CK から 2-2 にされてしまいました。その段階で失点してしまったことが私達の試合での欠陥でした。
しかし、私達は成長を続けていますし、このことは将来にとって良いことです。チームとして成長し、戦い続けていますから、ポジティブな側面は数多くあります」
今季リーグ戦で3位に付ける好調ジェノアを相手に2度のリードを手にして試合の主導権を持つことができたのは確かな収穫です。この点はポジティブな側面に該当するでしょう。
その一方で、2度のリードを手にした試合で追いつかれた失点の形に悔いが残ることも事実です。
“自陣からロングドリブルを仕掛けた選手” と “長身 DF に中央でのヘディングシュート” で2失点ですから、守備の詰めを行うことがチームとしての改善点になると言えるでしょう。
プリマベーラの次戦は12月7日(土)に行われる予定のカンピオナート第11節トリノ戦です。ダービー戦であり、来週のユースリーグ第6節が消化試合であることを踏まえると、勝利を手にしたいところです。
プリマベーラがダービー戦でどのようなパフォーマンスを見せるのかに注目です。