2019/20 セリエC第17節が行われ、アウェイでコモと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は1点を先行されるもムレ選手のゴールで追いつき、試合は 1-1 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 22: ロリア |
DF | 20: ベルアット(→ 21' st. 17: ザニマッキア) 13: ムレ 3: コッコロ 24: フラボッタ |
MF | 5: ムラトーレ (C)(→ 1' st. 6: ペーテルス) 8: ポルタノーバ(→ 15' st. 10: ベルトラーメ) 27: ハン・グァンソン(→ 1' st. 15: I・トゥレ) 21: クレメンツァ(→ 37' st. 29: フレデリクセン) 7: ラニーニ |
FW | 9: モタ |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。ミッドウィークにコッパ・セリエCを戦っていた関係で、2戦連続で先発に名を連ねたのはベルアット、コッコロ、ハン・グァンソンの3選手のみという布陣で試合に臨みます。
試合は9分にガブリエッローニが縦パスを落としたところを左サイドをタイミング良く駆け上がったマラーノが回収してエリア内で切り返してニアサイドを居抜き、ホームのコモが先制に成功する。
マラーノは19分にもガブリエッローニが左サイドから入れたクロスによって発生した混戦から左足で狙うも、シュートは枠の左への外れる。
対するユベントスは34分にクレメンツァが距離のある場所から狙うが、これは GK ファッチンが正面で難なくキャッチ。前半はコモが 1-0 と1点のリードを持って折り返す。
1点のビハインドで後半を迎えたペッキア監督は後半開始と同時にI・トゥレ選手とペーテルス選手を投入して局面を動かそうとする。だが、攻撃面での大きな変化は生まれず、時間だけが経過してしまう。
ユベントスがコモのゴールを脅かしたのは81分のこと。クレメンツァが蹴った右 CK はコモの守備陣にクリアされるが、これをI・トゥレが左足ボレーで狙う。しかし、シュートはポストをかすめ、ゴールとはならず。
このまま試合終了かと思われた88分にユベントスは右 CK をショートコーナーで再開すると、ザニマッキアが中央にクロスを送る。これをムレが頭で合わせ、土壇場でユベントスが 1-1 の同点に追いつく。
結局、試合はこのまま 1-1 で終了。両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、ペッキア監督は試合後に次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督:
「選手たちを称賛したいと思います。なぜなら、私達は最後まで試合に正しい形で残っていたからです。
コモは前半でリードを得るに値しました。しかし、後半は私達がこのような試合をしたいという欲求があり、それが報われました。非常に男らしい試合だったと思います」
コモの守備陣が1試合1失点のペースでしたから、ペッキア監督としては攻撃陣で主導権を取ることを計算していたのでしょう。しかし、控え組を中心とした守備陣が踏ん張れずにビハインドで前半を折り返す形になってしまいました。
試合内容が後半になって見るからに向上したという試合ではなかったものの、アウェイでセットプレーから同点に追いつき、勝点1を持ち帰ることになった粘り強さは評価されるべき点と言えるはずです。
Bチームの次戦は12月4日(水)に開催されるセリエC第15節アレッサンドリア戦です。延期となっていた試合でホームスタジアムを間借りしているチームを相手に久しぶりの勝利を手にすることができるのかに注目です。