2019/20 UEFA ユースリーグ第3節が行われ、ホームでロコモティフ・モスクワと対戦したユベントスはゴッツィ・イウェル選手のゴールで追い上げるも 1-2 で敗れました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: シアーノ |
DF | 2: レオ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン (C) |
MF | 7: デ・ウィンター(→ 16' st. 17: ダ・グラサ) 10: ファジョーリ(→ 32' pt. 16: アボウ) 4: ラノッキア(→ 20' st. 15: レオネ) |
FW | 11: セネ(→ 20' st. 13: バンデイラ) 9: ペトレッリ 8: ペンナー(→ 1' st. 14: フォランコフォンテ) |
アハマダ、トンギャ、パブロ・モレーノなどの主力選手が U-17 W杯に参加中のザウリ監督は 4-3-3 を選択。中盤にデ・ウィンター選手やラノッキア選手を起用する布陣で試合に臨みます。
試合は3分に右 CK にデ・ウィンター選手が頭で合わせるが、シュートは相手 DF がバックヒールでクリアし、先制とはならない。
両チームともに決定機を作れずに進んだ試合はセットプレーから均衡が破れる。ロコモティフは28分に左コーナーフラックの付近で FK を獲得すると、ペトロフ選手の蹴ったボールをデ・ウィンター選手が空振りに近い状態となり、そのままゴールに吸い込まれてロコモティフが先手を取る。
空中戦での優位性を確信したロコモティフはクロス攻撃を中心にユベントスのゴールに襲いかかるが、GK シアーノ選手を脅かすまでには至らず。前半は 0-1 とアウェイのロコモティフが1点のリードで折り返す。
ザウリ監督は選手交代による局面の打開を図るが、期待した効果を手にすることはできず。逆に、ロコモティフのカウンターで危ない場面を作られてしまう。
ユベントスは69分にペトレッリ選手がロングシュートで得点の雰囲気を漂わせるが、ボールは枠の左へと外れる。
すると、ロコモティフは75分にロングフィードを受けようとしたスレイマノフ選手がエリア内で背後からドラグシン選手の激しいタックルを受けて PK を獲得。ペチュホフ選手が右を狙った PK をシアーノ選手が右手には当てたものの、ボールはゴールイン。ロコモティフが決定的な2点目を手にする。
一矢報いたいユベントスは83分に左 CK をショートコーナーで再開すると、アボウ選手の折り返しを最後はゴッツィ・イウェル選手が押し込み、1点を返すことに成功する。
しかし、反撃もここまで。試合は 1-2 で終了し、ユベントスは勝点を積み重ねることはできなかった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は厳しい日程が待っていることを知っていました。非常に上手くスタートし、すべてがシンプルに動いているように見えましたが、そうではありませんでした。
競争力のある相手と相対しています。ロコモティフは既に良い2試合をプレーしていまし、今日も良い試合をしました。
私達は3試合で3勝というマッチポイントがありました。そうなっていれば、グループの今後をより穏やかに見ることができたでしょう。そうはなりませんでしたが、私達は最後までプレーします。なぜなら、ラウンドを突破したいからです。
3試合が残っていますし、直接対決です。最大限を尽くしたいと思います」
この試合でも経験不足が現れてしまったと言えるでしょう。ドラグシン選手が与えてしまった PK は回避することが可能なものだったからです。
劣勢時に気落ちすることなく、忍耐強く試合運びができるメンタル面での成長が要求されます。
プリマベーラの次戦は10月26日(土)に予定されているカンピオナート第6節サッスオーロ戦です。連敗を止めることが求められる試合でプリマベーラが復調することができるのかに注目です。