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プリマベーラ: アウェイでのローマ戦に 0-0 で引き分け、勝点1を獲得する

 2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第12節が行われ、アウェイでローマと対戦したユベントスは 0-0 で引き分けて勝点1を獲得しました。

画像:退場となったゴッツィを慰めるリッカルディ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2019/20 プリマベーラ第12節 ローマ戦)
  選手名
GK 1: イスラエル
DF 2: バンデイラ
5: ドラグシン
6: ゴッツィ・イウェル
3: アンツォリン (C)
MF 7: ラノッキア
4: レオネ(→ 21' st. : デ・ウィンター)
8: アハマダ
11: トンギャ
FW 10: パブロ・モレーノ(→ 21' st. : ダ・グラサ)
9: セネ(→ 30' : ストッパ〔→ 42' st. : ヴラセンコ〕)

 ザウリ監督は 4-3-1-2 を選択。ミッドウィークに行われた UEFA ユースリーグ第6節レバークーゼン戦は消化試合だったため、国内リーグ戦第11節トリノ戦とほぼ同様の先発メンバーをピッチに送り出します。

 

 互いに相手のゴールを脅かせずに時間が経過した試合は34分にユベントスが右サイドで得た FK からラノッキア選手が頭で合わせるも、シュートは枠を捉えない。

 ラノッキア選手は前半終了間際の45分にも右サイドを攻め上がったバンデイラ選手からのクロスにタイミング良くエリア内に侵入してヘディングシュートを放ったが、これもシュートは枠の上。ユベントスはシュート精度に課題を残し、前半を 0-0 で終える。

 後半開始の時間帯はユベントスが押し込んでいたが、徐々にローマも盛り返す。すると、ローマは59分に左サイドを突破すると、セメラート選手のクロスをエステレッラ選手がヘディングシュート。しかし、ゴールライン手前でアンツォリン選手にクリアされてゴールとはならず。

 64分にはセメラート選手のクロスが抜けて逆サイドのザレウスキ選手がフリーでシュートを放ったが、枠の上へと大きく外してしまい、絶好の機会を逸してしまう。

 対するユベントスも74分に右サイドのバンデイラ選手に展開し、深い位置まで持ち上がってからのクロスにセネ選手が合わせたものの、こちらもシュートは枠の上。

 ローマは82分にリッカルディ選手が個人技で持ち上がり、自らシュートコースを作ってからシュートを放つも、これは GK イスラエル選手が横っ飛びセーブで防ぐ。

 試合は85分にリスタートを遅らせるために相手に身体を当てたゴッツィ・イウェル選手が一発退場となると、激昂してベンチからピッチに足を踏み入れたエステレッラ選手も退場。95分にはローマのパロディ選手がシミュレーションで2枚目のイエローで退場するなど荒れた状態で終了。

 スコアは動かずに 0-0 で終了したものの、両チームから計3選手が退場する荒れた展開で勝点1を分け合う結果となった。

 

 なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。

ランベルト・ザウリ監督:
「素晴らしい試合でした。2チームともが常にサッカーをプレーすることに挑戦していたからです。両チームに複数回の得点機会がありましたし、私達はパーソナリティー、ドリブル、積極性の面で良い試合をプレーしました。

 少しの後悔はあります。勝利を手にすることと最後まで戦うことの両方ができた可能性があったからです。10試合続けて有益な結果を手にしたのですから、私達はハッピーです。

 私達は道のりが長いことを知っていますし、日々のトレーニングを継続するつもりです」

 

 強豪とのアウェイ戦で積極的な試合を展開したのですから、チームに攻撃を重視するコンセプトが根付いていると言えるでしょう。一方で(どちらのチームにも言えることですが)血気盛んな面が悪い方に出る結果となってしまったことが反省点です。

 ゴッツィ選手に対する退場処分は厳しすぎる面もありますが、判定を下されてしまった以上は今後の試合での影響を最小限にする成長を見せる必要があります。

 プリマベーラの次戦は12月18日(水)に行われる予定のコッパ・プリマベーラのラウンド16ボローニャ戦です。ボローニャとは21日のカンピオナート第13節でも対戦するだけにザウリ監督がどのような位置付けで試合に臨むのかに注目です。