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エムレ・ジャン、アルゼンチン代表との親善試合後に「現状は幸せではない」と再び不満を口にする

 トゥット・スポルト』によりますと、ドルトムントで行われたアルゼンチン代表との親善試合に出場したドイツ代表のエムレ・ジャン選手が試合後に現状に対する不満を口にしたとのことです。

画像:試合後の取材に応じるエムレ・ジャン
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エムレ・ジャン選手:
「今は幸せではありません。この瞬間に多くプレーできていないからです。昨シーズンは多くの試合でプレーしました。特に、ユベントスにとって重要な試合でです。また、私はそれらの試合で良いプレーをしました。

 今季はチャンスを得ていません。ですが今はクラブに戻った時に再びチャンスを得られるだろうと考えています。

 ヨアキム・レーブ(= ドイツ代表監督)には感謝しています。私がクラブでプレーできていなかった中で招集してくれたからです。また、彼は私にチャンスを与えてくれました。再びプレーできたことが単に嬉しかったです」

 

 エムレ・ジャン選手が不満を覚えるのは当たり前のことです。10月の国際Aマッチデーまでにユベントスは公式戦9試合(= 810分)を戦いましたが、エムレ・ジャン選手の出場時間は78分に留まっているからです。

画像:控え組の出場時間(2019/20シーズン途中まで)

 ターンオーバーをする必要のない “引退間際の第2GK” であるブッフォン選手の出場時間を下回っていれば、不満分子が発生することは防ぎようがありません。

 昨季のチェルシーで第2GK を務めたカバジェロ選手がシーズン前半戦で起用されたリーグ戦はゼロ。EL は5戦全勝で首位通過が確定した第6節に先発しただけでした。(リーグカップ戦は除く)

 マルトゥシエッロ助監督のように「全員が必要」と言ったところで、そうではないことがデータで示されてしまっているのです。クラブの財政面だけでなく、チーム内にも危うい火種が存在していると言わざるを得ないでしょう。

 

 サッリ監督の采配とともに、ユベントスのフロント陣が余剰人員を抱えた状態の選手層をどのように整理していくのかに注目です。