ユベントスは公式サイト上で「ケーン選手のエバートン移籍が決定した」と発表いたしました。なお、移籍金は2750万ユーロ+ボーナス250万ユーロとのことです。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
トリノ、2019年8月4日 ー ユベントス・フットボールクラブはイングランドのエバートン FC と選手モイゼ・ケーンの登録権を3年分割2750ユーロで売却することで合意に達したことを報告いたします。なお、契約期間内に一定の条件が満たされることで250万ユーロが追加される場合があります
この取引により、連帯育成金および付属費用を除く2250万ユーロのプラス効果が生み出されることになります。
ケーン選手は5年契約を締結したことがエバートンから発表されています。
肝心の『買い戻し条項』ですが、「付随はしていない」と見られています。「売却時はユベントスに知らせる」との『紳士協定』はクラブ間で存在するかもしれませんが、実質的に手放したことに変わりはないと言えるでしょう。
ケーン選手の移籍先となるエバートンはルーニー、フェライニ、ルカクとマンチェスター・ユナイテッドにステップアップした選手が多く存在します。そのため、リシャルリソン選手とのコンビネーションを機能させて、どれだけ成長できるかが注目点になります。
余談としてはエバートンの DF にはマイケル・キーン(Michael Keane)選手が在籍しています。中継を担当する DAZN はケーン(Moise Kean)選手を英語読みの「キーン」と称していましたので、視聴者が混乱しないような実況が期待されることになるでしょう。
ケーン選手が放出を容認したユベントスのフロント陣を後悔させるような成長を見せてくれることを期待したいと思います。