ユベントスは公式サイト上でローマとの間で「スピナッツォーラ選手とペッレグリーニ選手の交換トレードが成立した」と発表いたしました。なお、この取引によりユベントスは750万ユーロの差額を手にしています。
プレスリリースは以下のとおりです。
トリノ、2019年6月30日 ー ユベントス・フットボールクラブは AS ローマと以下の項目で合意に達したことを報告いたします。
選手ルカ・ペッレグリーニの登録権を3年分割2200万ユーロで獲得いたしました。ユベントスは選手と2023年6月30日までの4年契約を締結しました。
選手レオナルド・スピナッツォーラの登録権を3年分割2950万ユーロで譲渡いたしました。この取引により、2660万ユーロのプラスの経済効果がもたらされることになります。
要するに、ユベントスは「スピナッツォーラ選手を放出し、ペッレグリーニ選手と750万ユーロを手にするトレード」を成立させました。ただ、この取引はクラブ経営による理由が強いと言わざるを得ないでしょう。
ペッレグリーニ選手に2200万ユーロの移籍金を費やしていますが、2017年夏に獲得したデ・シリオ選手の移籍金は1200万ユーロだったからです。「割高」との批判は免れないと思われます。
ローマ出身のペッレグリーニ選手は1999年3月生まれの20歳。左効きの SB で、2018/19 シーズンの後半戦はカリアリで12試合(先発は11試合)に出場しています。
将来性があることは確かですが、ユベントスの即戦力として計算できる実力が現時点で備わっていません。そのため、来季はセリエAの他チームに期限付き移籍で “武者修行” に出ることが考えられます。
スピナッツォーラ選手の放出が「正しかった」とペッレグリーニ選手がピッチ上のパフォーマンスで示すことができるのかに注目です。