『トゥット・スポルト』によりますと、サッリ監督の愛弟子であるジョルジーニョ選手をユベントスが『クアドラード方式』で獲得に乗り出すのではないかとのことです。リーグ再開後に選手の序列が大きく下がっており、可能性はあると言えるでしょう。
新型コロナの感染拡大による中断期間が明けてからチェルシーは公式戦6試合を戦いましたが、ジョルジーニョ選手が出場したのは1試合・10分に留まっています。
中断前はリーグ戦29試合の中、先発が23試合と主力でしたので明らかに序列が変わったと言えるでしょう。
4-3-3 を使うランパード監督の中でレジスタ1番手はカンテ選手。2番手には下部組織出身のギルモア選手(19)が良いプレーで信用を掴んでおり、ジョルジーニョ選手の現状は「レジスタ3番手」です。
ランパード監督は「プロジェクトに入っている」と述べてはいるものの、以前よりはチェルシー側が放出に応じる可能性が高まっていると考えられます。
一方、来季のユベントスの中盤には「レジスタを本職とする選手」はいません。ピアニッチ選手はバルセロナに移籍しますし、新加入のアルトゥール選手はインテルオール(= インサイドハーフ)で輝くタイプです。
したがって、サッリ監督の要望に沿う形でフロント陣がジョルジーニョ選手の獲得に乗り出したとしても不思議ではありません。その際に『クアドラード選手の獲得形式』が採られる可能性があると記事では指摘されています。
トゥット紙の指摘方法でジョルジーニョ選手を獲得するなら、以下のようになるでしょう。
- 移籍金5000万ユーロの場合
- レンタル料は年1000万ユーロ
- オプション
- 1年目: 4000万ユーロ
- 2年目: 3000万ユーロ
チェルシーは売却に等しい収益を得られますし、ユベントスはサッリ監督が解任された場合に備えたリスクヘッジができる形式です。過去に前例がありますから、ユベントスがジョルジーニョ選手をどれだけ望んでいるが次第でしょう。
昨夏は余剰人員を抱えて財政的に苦しいシーズンとなっただけにユベントスのフロント陣がどのように修正するのかに注目です。