「ユベントスの新監督が誰になるのか」について様々な指揮官の名前が出ています。その中で「6月14日(金)に新監督のお披露目会見が行われるのでは?」との憶測が出ており、その理由について言及することにしましょう。

■ 「6月14日だけスタジアムツアーの予約ができない」という不自然さ
憶測が出ている理由は「アリアンツ・スタジアムの見学ツアーの申し込みのできない日が1日だけ存在する」というものです。

ユベントスではミュージアムやスタジアムツアーの事前申し込みが可能であり、時間帯も公式サイト上で紹介されています。しかし、「6月14日(金)だけはスタジアムツアーに限り申し込みができない」のです。
そのため、「6月14日にスタジアムを使用する “何か” が行われる」との憶測を招く結果となっています。
■ 「6月の国際Aマッチデー」の終わった後にスタジアムを抑える理由は限られる
1日だけスタジアムツアーがないのは不自然です。改装工事を行うなら、連続した複数日で申し込みができないでしょう。また、1日で完了する範囲に分けられるなら、休館日である毎週火曜日を行うことが機会損失を最小にできるからです。
現時点で可能性が高いのは「6月14日にユベントスが新監督の就任会見か目玉選手の入団会見を行う」というものです。
ユベントスが「グアルディオラ監督の招聘」という『夢』を持っていることは事実です。しかし、実際に就任する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
グアルディオラ監督自身が「シティに残る」と宣言していますし、グアルディオラ監督の年俸水準はロナウド選手に匹敵する超高額です。これを追加で負担するだけの経営的な余裕はユベントスにはないと考えられるからです。
アッレグリ監督は「守備を組織すること」に長けた指揮官である一方、攻撃はクロス中心という「選手任せ」が中心でした。そのため、新監督は「組織された攻撃」を加味し、相手の守備を崩し切れる型をチームに植え付けることが期待されます。
6月14日が “エックス・デー” となるのか。ユベントスの新監督人事の行方に注目です。