2018/19 セリエC第37節が行われ、ホームでV・エンテッラと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は前半に2失点を喫し、0-2 で敗れました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ノッキ |
DF | 20: ベルアット(→ 38' st. 19: モレッリ) 34: デル・プレーテ (C) 13: アルチビアーデ 3: マシャンジェロ |
MF | 6: I・トゥレ(→ 22' st. 21: L・フェルナンデス) 5: ムラトーレ 17: ザニマッキア(→ 22' st. 14: オリビエリ) 8: カスタノス 25: ポッゼボン(→ 14' st. 7: モクル) |
FW | 9: ブニーノ |
ジロネッリ監督は 4-2-3-1 を選択。左利きのベルアット選手を右 SB で起用し、前線はザニマッキア、ブニーノ、ポッゼボンの3選手が主に担当する布陣で試合に臨みます。
試合は優勝争いをするエンテッラが地力の差を見せ付ける。11分に左サイドからイコラーノのシュートが枠を捉えるが、これは GK ノッキが好セーブを見せて難を逃れる。
この後も一方的に攻め続けたエンテッラは28分に左サイドを突破してクロスを入れると、これがデル・プレーテのオウンゴールを誘発。エンテッラが先行する。
リードを得たエンテッラは39分に左 CK からカトゥラーノが頭で合わせ、リードを2点に広げることに成功する。対するユベントスは44分に距離の位置からの FK をマシャンジェロが狙ったが、枠を捉えたシュートは GK パローニの好セーブで防がれてしまう。
ユベントスが2点のビハインドで迎えた後半もエンテッラのペースは変わらない。だが、決定力を欠き、試合を終わらせる3点目を奪うことができない。
一方のユベントスは70分に右 CK からアルチビアーデがヘディングで、81分にはカスタノスがミドルシュートでゴールを狙うも、シュートに力がなく GK に難なく抑えられてしまう。
結局、両チームともに後半はスコアを動かすことはできず。試合は前半に決めた2得点を守り切ったエンテッラが 0-2 で勝利した。
なお、ジロネッリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マウロ・ジロネッリ監督:
「今日は本当の試合でした。エンテッラは素晴らしいチームであり、彼らは勝利に値しました。ですが、私は満足しています。私達はすべてを出し尽くしましたし、誰も足を引っ張っていなかったからです。
今シーズンを楽しみにしていましたし、偉大な経験になったからです。選手たちはパイオニアであり、彼らは困難の中で頭を上げる術を知ってしました。私達は共に成長していますし、自分達自身を強化することができました。
いくつかのフレンドリーがあるでしょう。トップチームと並行して仕事を継続する予定です」
ユベントス・Bチームは発足初年度となった 2018/19 シーズンは11勝6分19敗の勝点39でした。(プロ・ピアチェンツァ戦の2試合は抹消扱い)
苦しみ続けたシーズンでしたが、何もかも手探りでしたので「大健闘」と言えるでしょう。自力で残留を勝ち取ったことで「Bチーム参入の正当性」が疑われるという事態を回避できたからです。
もちろん、来季以降に向けた課題があることも事実です。「チーム力の底上げ」とともに、「『クラブ内育成選手』の資格を有する選手の中から “特別強化選手” を見出して成長を促すこと」が期待されます。
Bチームで経験を積んだ若手選手が来季以降に大きく飛躍することができるのかに注目です。