2018/19 セリエC第34節が行われ、アウェイでピサと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は後半に勝ち越しゴールを許し、2-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 30: ノッキ |
DF | 34: デル・プレーテ (C) 13: アルチビアーデ 24: コッコロ 3: マシャンジェロ |
MF | 6: I・トゥレ 8: カスタノス(→ 43' st. 25: ポッゼボン) 5: ムラトーレ(→ 34' st. 17: ザニマッキア) 10: マテウス・ペレイラ(→ 14' st. 28: ポルタノーバ) |
FW | 7: モクル(→ 34' st. 9: ブニーノ) 14: オリビエリ(→ 14' st. 11: マヴィディディ) |
ジロネッリ監督は 4-3-1-2 を選択。デル・ファベロ選手がトップチームに招集されているため、GK はノッキ選手が先発。M・ペレイラ選手がトップ下に入り、モクル選手とオリビエリ選手が2トップを組む布陣で試合に臨みます。
試合は両チームともに積極的な入りを見せる。まずは1分にカスタノスのロングシュートが枠を捉える。対するピサは5分に左サイドのクロスからマルコーニがヘディングで狙い、一進一退の様相を呈する。
ユベントスはその直後に左 CK からデル・プレーテのボレーシュートが枠を捉えて良い感触を掴むと、29分にはマシャンジェロが入れたクロスをファーサイドに走り込んだデル・プレーテが合わせ、1点を先制することに成功する。
対するピサも41分に左 CK をファーサイドで待ち構えていたディ・クインツィオがボレーシュート。ブロックに来たアルチビアーデに当たってシュートコースが変わったことでボールがゴールに吸い込まれ、ピサが 1-1 の同点に追いつき、前半は終了することとなる。
より効果的な修正を施したのは上位に付けるピサ。後半開始直後から立て続けに決定機を作り、勝ち越しゴールを狙い続ける。
すると、57分にピサの攻勢が身を結ぶ。右 CK をニアサイドでフリックすると、ファーサイドで待ち構えていたマルコーニが右足で押し込み、逆転に成功する。
勝点1を持ち帰りたいユベントスは選手交代を使い、前線から追い回すも、ピサのゴールを脅かすまでには至らない。81分には右サイドを突破したI・トゥレのクロスにザニマッキアが頭で合わせたが、シュートは枠の左へと外れる。
結局、ユベントスの反撃もここまで。試合は 2-1 で終了し、ピサが優勝戦線に踏み留まるための勝点3を手にする結果となった。
試合後、ジロネッリ監督は次のようにコメントしています。
マウロ・ジロネッリ監督:
「選手たちは偉大な試合をしました。私達はすべてのボールに戦っていましたし、当然のようにリードを手にしました。
2失点の場面を除き、私達にリスクはありませんでした。後半でさえも、私達はチャンスを作っていたのです。試合への態度は正しいものでしたし、結果はあまりに残念なものでした」
失点した場面はどちらも CK 絡みで、流れの中から決定機を作られなかったから、ジロネッリ監督は評価しているのでしょう。一方で、Bチームは流れの中から決定機を作れていましたので、「試合内容は自信を持って良い」と言えるものです。
育成では「結果」よりも「内容」が重視されるため、スタンスは良いと言えるはずです。ただ、セットプレーでは “泥臭くても守り切ること” が重要ですし、この部分については「結果」に比重を置いても良いと言えるはずです。
Bチーム(= U-23)の次戦は4月13日(土)に予定されている 2018/19 セリエC第35節オルビア戦です。残り3試合となったシーズン最終盤を良い形で締めくくり、来シーズンに繋がるような内容を見せることができるのかに注目です。