2018/19 セリエC第32節が行われ、プロ・ベルチェッリと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はブニーノ選手などのゴールで 3-0 の勝利を手にし、今季10勝目をあげました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 19: モレッリ 13: アルチビアーデ (C) 24: コッコロ 20: ベルアット(→ 40' st. 3: マシャンジェロ) |
MF | 6: I・トゥレ 16: ニコルッシ 5: ムラトーレ 17: ザニマッキア(→ 22' st. 2: アンデルセン) |
FW | 11: マヴィディディ(→ 22' st. 7: モクル) 9: ブニーノ(→ 30' st. 21: L・フェルナンデス) |
ジロネッリ監督は 4-3-1-2 を採用。キプロス代表に招集中のカスタノス選手に代わってニコルッシ選手が先発。また、モクル選手がベンチスタートとなり、マヴィディディ選手とブニーノ選手が2トップを組む布陣で試合に臨みます。
試合は中盤での攻防が続き、25分すぎから相手ゴールを脅かすシーンが生まれ始める。ユベントスは28分にベルアットのロングシュートが枠の右に外れると、プロ・ベルチェッリは36分にモッラの枠内シュートで応戦する。
すると、この直後に試合が動く。ユベントスは38分にムラトーレが左サイドからクロスと入れると、ブニーノが中央で合わせて1点を先制する。
39分にはI・トゥレのボール奪取から抜け出したブニーノが相手 GK ノビレとの1対1を迎えるが、シュートはストップされてしまう。それでも、ユベントスは43分にブニーノのポストプレーから抜け出したザニマッキアが右サイドから GK のニアサイドを居抜き、リードを2点に広げて前半を終える。
後半に入っても、ユベントスの良い形が続く。54分にマヴィディディが左サイドを突破してクロスを入れる。これをニコルッシが頭で狙うもシュートは枠を捉えず。しかし、流れたところをザニマッキアがヘディングシュートを放ったが、クロスバーに嫌われてしまう。
対するプロ・ベルチェッリは58分に左サイドでフリーになっていたガットが決定機を迎えるが、2連続シュートはデル・ファベロが好セーブを見せ、反撃の狼煙を上げることができない。
その後、プロ・ベルチェッリはショートカウンターからユベントスゴールに迫るも、最後の局面で正確さを欠き、シュートが枠を捉えない。逆に94分にL・フェルナンデスからI・トゥレにラストパスを通され、決定的な3点目が生まれる。
試合はこのまま 3-0 で終了。ユベントス・Bチームが上位を相手に完勝となった。
試合後、ジロネッリ監督は次のようにコメントしています。
マウロ・ジロネッリ監督:
「非常に良いプレーが見れた試合でした。戦う時に私達は戦い、ピッチ上でボールを扱わなければならない時はそのようにプレーすることができていたからです。
全員にとって信頼を加速させるものです。私達は相手にほとんど与えませんでしたし、プロ・ベルチェッリが危険な場面を作った時はデル・ファベロが良い反応を見せてくれました。
この試合は私達にスキルが重要であることを思い出させてくれます。ですが、意志がより重要でしょう。そのような姿勢があれば、常に “その場で” 留まることができるからです」
Bチームがプロ・ベルチェッリ戦で見せた内容は非常に素晴らしいものでした。この内容を継続できれば、上位争いが現実味を帯びます。
また、シーズンを通して維持できれば、優勝争いも夢ではないと言えるでしょう。そのぐらい内容と結果が伴った試合だったからです。この勝利によって、順位表は次のようになっています。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | V・エンテッラ | 29 | 17 | 8 | 4 | 59 | +26 |
9 | ノバーラ | 31 | 9 | 16 | 6 | 43 | +11 |
10 | ポンテデーラ | 31 | 9 | 12 | 10 | 39 | -7 |
11 | ユーヴェB | 31 | 10 | 5 | 16 | 35 | -4 |
12 | オルビア | 31 | 8 | 10 | 13 | 34 | -6 |
17 | アルビッソラ | 31 | 5 | 8 | 18 | 23 | -19 |
18 | クーネオ(勝点:-23) | 31 | 11 | 11 | 9 | 21 | -1 |
19 | ルッケーゼ(勝点:-16) | 30 | 7 | 15 | 8 | 20 | +5 |
残り5試合でプレーオフ圏内とは勝点差4ですから、可能性はギリギリ残っている状況です。連勝することができれば、逆転で滑り込むことができるチャンスはあると言えるでしょう。
Bチームの次戦は3月30日(土)に予定されているセリエC第33節ピストイエーゼ戦です。プロ・ベルチェッリ戦での良い内容を次節でも継続することができるのかに注目です。