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イグアインとモラタのトレード話が熱を帯びる中、イグアインの保有権を持つユベントスの出方に注目が集まる

 所属チームで本領を発揮しているとは言えないイグアイン選手(ミラン)とモラタ選手(チェルシー)のトレードが行われるのではないかと『メディアセット』などが報じています。

画像:トレード話が出ているミランに期限付き移籍中のイグアイン

 ただ、イグアイン選手の保有権はユベントスにあるため、ユベントスがトレードを容認する条件を確認することにしましょう。

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 イグアイン選手は2016年夏に移籍金9000万ユーロでナポリからユベントスに加入し、5年契約を締結しました。

 ナポリへの支払いは2年分割だったため、既に完了しています。しかし、ユベントスの帳簿上では「選手ゴンサロ・イグアイン」という『資産』を契約期間中(= 5年間)で償却する形を採っているため、負担額は残っています。

 償却額の1年分は1800万ユーロであり、この額がミランへのレンタル費となっています。(買取額も現行契約の残り期間から算出した3600万ユーロ)

 

 したがって、ユベントスとしては「イグアインの償却費を負担するなら、トレードを拒む理由はない」という立ち位置を採るでしょう。

 ユベントスの関心事は「イグアインの償却費を回収できるか」であり、「どのグラブから回収するのか」ではないのです。そのため、支払いの担保があるなら、イグアイン選手の所属チームを気にすることはないはずです。

 チェルシーからのイグアイン選手への関心は今夏にも報じられていました。ただ、獲得に熱心だったのはサッリ監督だけで、獲得は頓挫したという経緯があります。

 

 チェルシー側も「モラタ選手の獲得に費やした減価償却」を行う必要がありますので、この分の負担をミラン側がどれだけ持てるかが交渉のポイントになるでしょう。トレード話がどのような結末を迎えるのかに注目です。