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高年俸の不良債権と化したイグアインがパラティーチ CFO の前に立ち塞がる

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントス残留を希望するイグアイン選手の存在がユベントスの補強戦略に狂いを生じさせているとのことです。これは分かり切っていたことですし、パラティーチ CFO が責任を持って “処分” できるかが鍵と言えるでしょう。

画像:獅子身中の虫になりつつあるイグアイン
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 ユベントスは今夏に『9番』の即戦力を獲得し、ピルロ監督にプレゼントするものと見られています。ただ、FW 陣が余剰人員を抱えた上、クラブの財政面が “火の車” であることが補強に歯止めをかけている状況です。

 それらの原因の1つがイグアイン選手です。

 イグアイン選手の現行契約は2021年まで。ユベントスに契約延長する考えはほぼ皆無であり、今夏に新天地を求めることは既定路線です。

 ただ、「推定年俸750万ユーロもの高給」と「減価償却が1800万ユーロも残っている」ことから獲得に乗り気なチームは見当たりません。

 つまり、放出したくてもできないから残留というユベントスにとっては悪夢のような状況が待ち構えているのです。この状況を打開しない限り、メディアが報じる補強が現実になることはないでしょう。

 

 ちなみに、イグアイン選手の保有権を手放すチャンスは2019年1月にありました。ミランに期限付き移籍中だった際にチェルシーからの関心がありましたが、「ミランに完全移籍させた上でチェルシーと交渉させる」とすれば良かったのです。

 この時はパラティーチ CFO が「ミランへの期限付き移籍を打ち切った後にイグアイン選手をチェルシーに新たに期限付き移籍」という形を採りました。その代償が出ているのですから、当時からの責任者が対応に当たるのは当然のことでしょう。

 “アマチュア” と揶揄され続けているユベントスの現フロント陣が辣腕ぶりを発揮し、汚名返上をすることができるのかに注目です。