2018/19 セリエC第15節が実施され、ピサと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は 1-3 で敗れ、勝点を積み重ねることはできませんでした。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ノッキ |
DF | 34: デル・プレーテ (C) 2: アンデルセン 4: ザナンドレア |
MF | 18: ディ・パルド(→ 33' st. 3: ザッパ) 5: ムラトーレ 6: I・トゥレ 20: ベルアット(→ 33' st. 19: モレッリ) |
FW | 17: ザニマッキア(→ 38' 25: ポッゼボン) 11: マヴィディディ(→ 19' st. 9: ブニーノ) 14: オリビエリ(→ 19' st. 10: マテウス・ペレイラ) |
ジロネッリ監督は 3-4-3 を選択。前節は出場停止だったアンデルセン選手が先発に復帰、前線はザニマッキア、マヴィディディ、オリビエリの3選手が担当する布陣で試合を迎えます。
試合は10分、右サイドを抜け出したオリビエリが折り返して中央で待っていたフリーのマヴィディディがワントラップからシュート。しかし、相手 DF に当てしまい、ボールは枠の上へと外れてしまう。
このプレーで得た CK からマヴィディディがニアで合わせることに成功するも、シュートは相手 GK がキャッチ。ユベントスは先手を取ることができない。
すると、29分にピサは右サイドからのクロスをモスカルデッリがポストプレーでエリア内にボールを送ると、タイミング良く侵入したリージが決め、先制点を手にする。
1点のリードを手にしたピサは49分にベルアットのバックパスを GK ノッキが手で処理したことでペナルティーエリア内での間接 FK を獲得。しかし、リスタートからのシュートは枠の上へと外れ、ユベントスは難を逃れる。
ピサのゴールがオフサイドで取り消されるなど何とか耐えていたユベントスだったが、62分にディ・クインツィオに直接 FK を決められ、リードは2点に広げられてしまう。
それでもユベントスは66分に左サイドをオーバーラップしたベルアットのクロスに途中出場のブニーノが合わせ、1点差に詰め寄る。
しかし、87分にピサが左サイドから入れた FK をアンデルセンがハンドをしたことで PK を献上。これをマルコーニがゴール右下に決め、ピサのリードは再び2点差になってしまう。
結局、試合はこのまま 1-3 で終了。実力差がそのまま点差に現れる内容と試合となってしまった。
なお、ジロネッリ監督の試合後コメントは次のとおりです。
マウロ・ジロネッリ監督:
「私達は非常に良い前半を戦い、ピサに危険なシーンを作らせませんでした。1失点目の場面ではピサのハンドがあったのですから、嘘のような結果です。
守備陣は非常に良かったですし、多くのチャンスを作り出していました。
セリエBを目指すために作られたチームを相手に私達はシーズンベストの試合をしたのです。私はハッピーですし、ムラトーレやI・トゥレの仕事ぶりは嬉しい限りです」
前半に作った決定機はユベントスの方が多く、ジロネッリ監督の分析は正しいものです。ただ、「ユベントスの守備陣がクロスやハイボールのデュエルで劣る」と見抜かれ、ピサの攻撃に手を焼く結果になったことも事実です。
対戦相手から見た弱点が露呈した時に、どれだけ踏みとどまる術を持っているかが勝点を獲得する上で重要となるでしょう。
ユベントス・Bチームの次節は12月12日(水)に開催予定のセリエC第16節オルビア戦です。ミッドウィークに行われるサルディーニャ島でのアウェイ戦で勝点を持ち帰ることができるのかに注目です。