2018/19 セリエC第12節が行われ、ポンテデーラと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はベルアット選手のゴールで先制するも前半の内に逆転を許し、そのまま 1-2 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 19: モレッリ 34: デル・プレーテ (C) 24: コッコロ |
MF | 18: ディ・パルド(→ 44' st. 38: パブロ・モレーノ) 7: エマニュエッロ 6: I・トゥレ(→ 8' st. 17: ザニマッキア) 5: ムラトーレ 20: ベルアット(→ 31' st. 3: ザッパ) |
FW | 10: マテウス・ペレイラ(→ 44' st. 11: マヴィディディ) 9: ブニーノ |
ジロネッリ監督は前節アルビッソラ戦で使用した4バックを1試合で断念。慣れ親しんできた 3-5-2 に戻し、マテウス・ペレイラ選手とブニーノ選手の2トップで試合を迎えます。
試合は10分、ポンテデーラが右 CK からのサインプレーでカポーニがボレーシュート。シュートは枠を捉えたが、デル・ファベロがセーブ。この直後にもパンテデーラは枠内シュートを放つなど良い入りを見せる。
対するユベントスは14分にゴール正面でボールを持ったムラトーレが左サイドに展開。これを後方から走り込んだベルアットが 30m 強はある位置からダイレクトで左足を振り抜くと、シュートがゴール左上に吸い込まれ、ユベントスが先制に成功する。
しかし、38分にポンテデーラは右サイドを突破してクロスを入れると、中央でトンマジーニが頭で合わせ、同点に追いつく。
すると43分、ポンテデーラは左サイドからのクロスがクリアされたところをカポーニが回収し、強烈な枠内シュートでデル・ファベロのセーブを強いる。こぼれ球に反応したカルカーニが中央に折り返すと、ピンザウティが押し込み、ポンテデーラが前半の内に逆転に成功する。
追いつきたいユベントスは57分にブニーノが個人技で持ち込んでエリア外からシュートを放つも、相手 GK が難なくセーブ。62分にはザニマッキアがゴール左45度付近からの FK を直接狙ったが、シュートは枠を捉えず、時間だけが経過する。
70分にはムラトーレがやや距離のある位置からロングシュートを狙ったが、相手 DF のブロックを受け、CK に逃れられるなどペナルティーエリア内での決定的なシュートを放つことはできず。
結局、後半は両チームともにスコアを動かすことはできず。試合は 1-2 で終了。ユベントスはセリエCのリーグ戦4連敗となり、浮上のきっかけを手にすることはできなかった。
セリエCはセリエBのゴタゴタ劇による影響で開幕が遅れ、10月末までは異例の週2試合が続くという過密日程でした。それ以降は基本的に週1試合となったのですが、ユベントス・Bチームはリーグ戦4連敗と力の差を見せつけられる結果となっています。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
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1 | ピアチェンツァ | 10 | 7 | 1 | 2 | 22 | +9 |
2 | カッラレーゼ | 11 | 6 | 2 | 3 | 20 | +11 |
3 | アレッツォ | 11 | 5 | 5 | 1 | 20 | +6 |
15 | ユーヴェB | 12 | 3 | 2 | 7 | 11 | -3 |
18 | アルビッソラ | 12 | 2 | 2 | 8 | 8 | -10 |
19 | アルツァケーナ(勝点:-1) | 11 | 3 | 0 | 8 | 8 | -12 |
20 | ルッケーゼ(勝点:-11) | 11 | 4 | 4 | 3 | 5 | +5 |
苦戦する理由は「守備陣の崩壊」と言えるでしょう。12試合を終えた時点でのチーム最多失点は20。ユベントスは19失点を記録しているのですから、テコ入れ部分は明らかです。
「攻撃に人数をかけさせない」ことも “守り方” の1つです。守備陣が苦手としている状況があるなら、それが発生することを少なくするゲームプランを組み立てることも監督の手腕と言えるでしょう。
Bチームの次節は11月25日に開催予定のセリエC第13節プロ・ベルチェッリ戦です。泥沼状態にあるチームをジロネッリ監督がどのように立て直しを図るのかに注目です。