ドイツ代表でキャプテンを務めるケディラ選手が『ビルト』からのインタビューに応じ、その中でプレミアリーグへの憧れを言及しています。2018年夏で現行契約が1年となることから、契約に関する動きは起こり得ると言えるでしょう。

ケディラ選手がビルト紙に語った概要は以下のとおりです。
- 現行契約は今夏で残り1年となる
- サッカーの世界では何が起きるかは誰にも分からない
- 私はここでハッピーだし、ユーヴェは特別なチーム
- プレミアリーグは世界最高峰のリーグの1つであり、魅力的
- プレミアのタイトルだけが “コレクション” に欠けている
ケディラ選手は今年4月に31歳となりました。現行契約は来夏に満了するため、「どのように身を振るのか」の道筋を今夏に絞っておくことは自然な流れと言えるでしょう。
「明確な移籍希望」ではありませんが、「オファーがあるなら、検討をしたい」との意向を伺わせる内容となっています。選手として当然の考えであり、(現時点では)騒ぐ必要はそれほどないと思われます。
ケディラ選手ですが、シュツットガルト、レアル・マドリード、ユベントスでリーグタイトルを獲得しています。そのため、「プレミアリーグのタイトルをコレクションに加える」というチャレンジに踏み切る可能性はあると思われます
とは言え、優勝が狙えるクラブに移籍できるかがポイントになるため、ビッグ6からオファーがあるかがポイントになるでしょう。
マン・C | 低い。グアルディオラが求めるタイプではなく、年齢が30歳超であることもマイナス。 |
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マン・U | 本命。モウリーニョとはレアルで仕事済み。退団濃厚のフェライニの代役になり得る上、ポグバを活かせる点が大きなプラス材料。 |
リバプール | ドイツ化が進んでおり、可能性はある。ただ、ナビ・ケイタがライプツィヒから加入するため、獲得に乗り出す必要性が少ない。 |
トッテナム | 若いチームであり、安定感を求めれば、獲得は起こり得る。MFの入れ替えが起きるか次第。 |
チェルシー | カンテの相棒探しに苦労したため、可能性はゼロではない。バカヨコ、バークリーと選手はいるだけに来季監督の意向が大きく左右する。 |
アーセナル | エジルがいるため、加入する土壌はある。ただ、新監督が決まらなければ、補強戦略は意味をなさない。状況は不透明。 |
現実的に獲得に乗り出す可能性があるのはマンチェスター・ユナイテッドでしょう。「中盤で守備に重きをおいた仕事ができる大型 MF」という点でケディラ選手は選択肢になり得るからです。
ミリンコビッチ=サビッチ選手(ラツィオ)の獲得という話が出ていましたが、ポグバ選手とポジションや得意とするエリアが完全に重複してしまうため、こちらの移籍が実現するかは不透明と言えるでしょう。
ユベントスは “フリーで獲得” したケディラ選手の現行契約が残り1年となる訳ですから、「契約延長」か「移籍金と引き換えに今夏での退団を容認」かの決断を下すことが必要になります。
今季リーグ戦で9得点と決定力を見せるケディラ選手が自らの将来をどのように描いているのか。また、ユベントスのフロント陣がケディラ選手の後継者をきちんと育成することができているのかに注目です。