『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ケディラ選手の放出先となるチームが見つからずにユベントスが厳しい状況に置かれているとのことです。クラブ側に打つ手はない訳ですから、耐えるしかないでしょう。
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ケディラ選手は1987年4月生まれの33歳。2015年にレアル・マドリードからフリーでユベントスに加入し、現行契約は2021年まで残っています。
ユベントスとしてはピルロ監督の構想にも入っていない(と思われる)ため、今夏で関係を終わらせたいのでしょう。ただ、ケディラ選手の獲得を希望するチームが見当たらないことから、放出が暗礁に乗り上げてしまっているのです。
その理由として、以下の項目が挙げられます。
- 年齢
- 今季34歳を迎える選手を積極的に補強するチームは少数
- 負傷離脱のリスク
- 直近2シーズンはひざの怪我で長期離脱
- 高年俸(推定年俸600万ユーロ)
- ユベントス水準の年俸額を拠出するのは多くのクラブにとって困難
- 選手キャリアの晩年を迎える選手が自ら報酬を捨てる理由もない
「直近の2シーズンはひざの負傷で長期離脱を繰り返した高給取りのベテラン MF」が補強対象に入っているクラブはまずないでしょう。だから、ユベントスが移籍金ゼロでの放出に奔走したとしても、移籍先を見つけるのは困難なのです。
止むを得ないと諦める必要があると言えるはずです。
おそらく、ケディラ選手の買い手は見つからないはずですから、「結果的に残留した」という前提でチーム作りをする必要があります。序列は MF の6番手で、昨季のボルハ・バレロ選手(インテル)のような立場・起用方法とすべきです。
獲得ばかりに目が行っていたユベントスのフロント陣がケディラ選手の処遇をどうするのかに注目です。