『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、今夏の移籍市場で左 SB を最低でも1選手は補強する必要のあるユベントスがケルンに所属するヨナス・ヘクター選手を獲得候補にしているとのことです。

ユベントスは今季(2017/18 シーズン)左 SB を務めた2選手が2018年夏に退団する可能性が否定できないため、補強の必要性が発生している状況となっています。
- 退団の可能性がある選手
- アサモア(契約満了)
- A・サンドロ(2020年までの契約も、延長交渉が進まず)
- 新加入の可能性がある選手
- スピナッツォーラ(アタランタから復帰)
- ダルミアン(マンチェスター・U)
退団がアサモア選手だけなら、補強に乗り出す必要はありません。なぜなら、アタランタへの期限付き移籍が満了するスピナッツォーラ選手がユベントスに復帰するため、選手層は維持されるからです。
しかし、A・サンドロ選手との契約延長がまとまらないとなると、新たに左 SB でプレーできる選手を補強せざるを得なくなります。そのため、ヨナス・ヘクター選手の名前が報じられたと言えるでしょう。
ヨナス・ヘクター選手は1990年5月生まれの27歳。アウエルスマッハーの下部組織出身でケルンでトップチームデビューし、現在ではチームのキャプテンを務める左利きの左 SB です。
ヘクター選手はドイツ代表にもキャップ数を積み重ねていますし、3月23日に行われたスペインとの親善試合では左 SB で先発フル出場をしています。
獲得に乗り出す対象としては悪くはないと言えるでしょう。ただ、リバプールやバイエルンも獲得レースに参加する可能性が指摘されており、ユベントスが希望する移籍金で獲得できるかは今後の展開次第となるでしょう。
ちなみに、ヘクター選手はケルンと2021年までの契約を結んでおり、移籍金は2000万ユーロが攻防戦になると考えられます。
ただ、所属チームのケルンが7試合を残した現時点で自動降格圏の17位に沈み、入れ替え戦となる16位マインツとは勝点差5となっています。そのため、チームの結果次第では移籍金が大きく引き下げられる可能性があるのです。
ユベントスが補強ポイントとなっている左 SB をどの選手に託すのか。今後の行方に注目です。