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公式発表:トリノ、トマス・リンコンの買取オプションを行使

 ユベントスは公式サイト上で「今季トリノに期限付き移籍をしているリンコン選手の登録権をトリノが買い取った」と発表いたしました。

画像:トリノに完全移籍したリンコン

 発表された内容は以下のとおりです。

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選手リンコンに対する合意事項

 

 トリノ、2018年2月5日 ー ユベントス・フットボールクラブは契約に含まれていた条件が達成されたことにより、トリノ FC が選手トマス・リンコンの登録権を完全に取得するオプションを行使したことを発表いたします。

 移籍金600万ユーロは3年分割で支払われることになります。なお、この取引による経済的な効果は生じません。


 

 リンコン選手は2017年1月にジェノアから加入。半年間ユベントスでプレーし、今季はトリノに買取オプションが付随した期限付き移籍で加わっていました。

表1:リンコン選手の出場成績
  大会名 得点 時間
2016/17
(ユベントス)
セリエA 13 (2) (1) 299'
UEFA CL 3 0 30'
イタリア杯 3 (3) 0 250'
合計 19 (5) (1) 579'
2017/18
(トリノ)
セリエA 22 (21) 1 1815'
イタリア杯 2 (1) 0 101'
合計 24 (22) 1 1916'

 ユベントスでは “守備固め” という形で起用されており、出場時間は多くありませんでした。

 トリノに新天地を求めたリンコン選手はミハイロビッチ前監督やマッツァーリ現監督に重宝され、中盤の要として活躍しています。選手にとっても良い結果になったと言えるでしょう。

 

 ちなみに、リンコン選手の移籍に関する収支は下表のとおりです。

表2:リンコン選手の移籍に関する収支
  2017年 2018年 2019年 2020年
支出
(to ジェノア)
€ 2.6m € 2.6m € 2.6m
+ボーナス100万ユーロ
収入
(from トリノ)
€ 3m
(€ 2m)

(€ 2m)

(€ 2m)
+買取オプション600万ユーロ
(2018年から3年分割)

 ユベントスはジェノアから総額900万ユーロで獲得し、レンタル料を含めた総額900万ユーロでトリノに売却することになりました。差し引きがゼロであるため、クラブが「経済的な効果はない」と発表しているのです。

 

 ユベントスでは大きな足跡を残すことができなかったリンコン選手ですが、トリノでは良い結果を残すような活躍を期待したいと思います。