『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスはアッレグリ監督が獲得を熱望するドウグラス・コスタ選手にEU圏外選手枠を使う見込みであるとのことです。この決断を下していた場合、右 SB の補強選手はジョアン・カンセロ選手が本命になると思われます。
バイエルン側はドウグラス・コスタ選手の移籍金として5000万ユーロ近くを求めていますが、ユベントスは「2年間の期限付き移籍(1000万ユーロ)+買い取り義務(3000万ユーロ)」という形で交渉をまとめようとしていると報じられています。
コマン選手やベナティア選手の移籍で使われた獲得形態であり、選手は個人合意済みと言われています。移籍金についてバイエルン側がどのように判断を下すのかが注目と言えるでしょう。
仮に、ユベントスとバイエルンが移籍金で折り合いが付いた時点でユベントスの “EU圏外選手枠” が埋まることになります。これはダニーロ選手やオーリエ選手の補強が不可能となりますので、EU 圏内のパスポートを持つ選手かイタリア国内から右 SB を獲得しなければなりません。
その際、右 SB の本命となるのはバレンシアのジョアン・カンセロ選手と目されています。
カンセロ選手は1994年5月生まれの23歳。ポルトガル代表で4試合のプレー経験があり、ポーランドで開催された U-21 欧州選手権では右 SB のレギュラーとしてプレーしました。
『メディアセット』は6月25日に「ユベントスとインテルがカンセロ選手の獲得に興味を示している」と報じており、それが現実のものになることは十分に考えられることです。
ユベントスは「ネト選手の移籍」でバレンシアとの関係は存在します。移籍金で譲歩した “貸し” がありますので、カンセロ選手の獲得で “便宜” を図ってもらうという可能性は十分にあると言えるでしょう。
ユベントスのフロント陣が補強ポイントにどのような選手を獲得し、チームがシーズンの開幕を迎えるのかに注目です。