『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、マンチェスター・シティがカンセロ選手の獲得のために6000万ユーロの移籍金を準備しているとのことです。ユベントスのフロント陣が揺れ動くであろう提示額であるだけに状況を見守る必要があるでしょう。

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まず、マンチェスター・シティの右サイドは「ウォーカー選手がフル稼働」でした。今季公式戦での出場時間が4200分を超えているのですから、酷使に近いと言えるでしょう。
右 SB にはダニーロ選手がいますが、負傷もあり出場時間は1400分に留まっています。そのため、「カンセロ選手の補強に乗り出す可能性はない」とは言い切れない事情があります。
左 SB としてもプレーできるカンセロ選手はメンディ選手を休ませることも容易になるため、シティが獲得に乗り出しても不思議ではないのです。
ユベントスからすれば、条件さえ整えば移籍を容認するでしょう。その具体的な条件は次のものが予想されます。
- バレンシアに支払った移籍金を上回る提示額
→ シティは6000万ユーロを準備との噂 - カンセロ選手を放出した場合の後任選手の確保
- アッレグリ監督の許可
カンセロ選手を獲得するためにユベントスは4000万ユーロの移籍金を支払っています。5年契約を締結した関係で800万ユーロが償却されており、6000万ユーロの移籍金だとユベントスは2800万ユーロのプラスを計上することになります。
“アッレグリ監督が納得する後任選手” を確保できるのであれば、移籍を容認する可能性は十分にあると言えるでしょう。
熱が帯びて来たカンセロ選手の去就がどのような結末を迎えるのか。アッレグリ監督またはユベントスが移籍に対する拒否権を発動するのかに注目です。