「キングスレー・コマンがDV容疑で逮捕されていた」と『フランス・フットボール』など各メディアが報じています。この件による余波はユベントスにも波及する可能性があると思われます。
ユベントスに直接的な影響がある訳ではありません。ただし、ユベントスはバイエルンに所属するドウグラス・コスタ選手の獲得を狙っています。
つまり、コマン選手の去就に疑問符が付いたことで、バイエルン側の姿勢が現状以上に硬化し、獲得交渉が暗礁に乗り上げる可能性があるのです。
- バイエルンのウィンガー選手
- ロッベン、リベリー
- コマン、D・コスタ、ニャブリ
“ロベリー” の2人がレギュラーとしてシーズンを迎え、コマン選手など3選手がポジションを狙うというプランだったはずです。そのため、ドウグラス・コスタ選手は「(バイエルンの基準で)適正額なら、移籍可」という扱いだったものと考えられます。
しかし、コマン選手がDV容疑で逮捕されたというニュースはプランの土台を揺るがす要因となり得るものです。
事実関係がはっきりするまではクラブ(=バイエルン)として動きづらいでしょう。無罪と判断されれば、特別な対処は必要ありません。
ただ、有罪と認定された場合、罪の重さによって「DV被害者へのチャリティー支援」から「契約解除」まで、クラブとして採るべき対応には大きな幅があるのです。
この点のリスクを考えると、バイエルン側がドウグラス・コスタ選手の移籍に難色を示す十分な要因となります。「緊急事態への対処」という理由で、移籍金の引き下げを拒むことが予想されるだけにユベントスにとっては厄介なカードが増えたと言えるでしょう。
ユベントスが “補強の重要ポイント” の1つであるウィンガー型選手をどのように確保するのか。今後の動きに注目です。