『スカイ・イタリア』によりますと、セリエA最終節ボローニャ戦で初ゴールを決めたモイーズ・ケーン選手がユベントスと3年契約を締結することに合意に達したとのことです。
ケーン選手は2000年生まれの17歳。プリマベーラ初年度となった 2016/17 シーズンでも期待通りのパフォーマンスを見せました。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2016/17 | セリエA | 3 | 1 | 17' |
UEFA CL | 1 | 0 | 6' | |
プリマベーラ | 14 (12) | 11 (5) | 1021' | |
コッパ TIM | 1 | 0 | 45' | |
UEFA ユース | 4 (4) | 2 | 360' | |
ヴィアレッジョ | 1 | 0 | 45' | |
合計 | 24 (16) | 14 (5) | 1480' |
十分な決定力をプリマベーラでは示しており、トップチームでも才能の片鱗を見せつけています。『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』でも「合意に達した」と報じられており、報道内容が事実であれば、チームにとっては朗報と言えるでしょう。
ケーン選手が持つ強みは「下部組織出身の17歳」です。UEFA およびセリエAの登録枠による制約から外れることができますし、現時点で『クラブ育成選手』の条件を満たしていることは(ユベントスとの契約において)大きな意味があります。
唯一のネックとなるのは出場機会が確保できるかという点です。
セリエBから昇格したエラス・ベローナがケーン選手の期限付き移籍を希望していますし、オランダのズヴォレも候補として名前が出ています。「トップ選手に成長させるためにどのようなプランを描いているのか」という点を代理人を務めるライオラ氏は見極めようとしているのでしょう。
ピアツァ選手の復帰は早くて10月頃、ディバラ選手が筋肉系のトラブルで過去2シーズンは離脱していることを考えるとチャンスを手にすることは十分にあると言えるはずです。
そのチャンスを活かし切るために必要となる “選手間の信頼” をトレーニングがプレシーズンで得ることができるかが注目点になるでしょう。まずはケーン選手がユベントスとプロ契約を締結するのかに注目です。