右サイドで攻撃に本領を発揮する選手が不足しているユベントスがアスレチック・ビルバオに所属するイニャキ・ウィリアムズ選手の獲得に乗り出したと『トゥット・スポルト』が報じています。

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ユベントスがイニャキ・ウィリアムズ選手に興味を示していると最初に報じられたのは 2014/15 シーズン頃のこと。トリノがヨーロッパリーグでビルバオと対戦した際にスカウトを送り込んでいたことが発端でした。
1994年6月生まれのウィリアムズ選手は22歳。過去3シーズンの成績は下表のとおりです。
チーム名 | 大会名 | 試 | 得点 | 時間 |
---|---|---|---|---|
2014/15 | リーガ | 19 (15) | 1 (1) | 1,306' |
UEFA EL | 2 (1) | 1 (0) | 120' | |
国王杯 | 4 (4) | 1 (0) | 320' | |
2015/16 | リーガ | 25 (21) | 8 (4) | 1,636' |
UEFA EL | 6 (4) | 2 (2) | 366' | |
国王杯 | 5 (5) | 3 (0) | 416' | |
2016/17 | リーガ | 26 (22) | 2 (6) | 1,961' |
UEFA EL | 8 (7) | 1 (1) | 557' | |
国王杯 | 3 (3) | 2 (0) | 264' |
大きく飛躍したのは 2015/16 シーズンのこと。2017年夏に当時締結していた契約が満了するという事情もあり、争奪戦の様相を当時は呈していました。
ただ、2016年1月にビルバオとの契約を延長したため、引き抜きことは難しくなったと言えるでしょう。
契約解除金はチーム最高額である5000万ユーロ。ユベントスが出せない金額ではありませんが、リバプールなども興味を示していると報じられており、かなりの出費を強いられる可能性があります。
また、アフリカ系の両親から生まれた “バスク人” であるイニャキ・ウィリアムズ選手が持つ「バスクに対する帰属心」が強いことも想定されます。選手に移籍希望が存在するかが最も大きな比重を占めることになると思われます。
ビルバオやバスクにとって「多様性の象徴となる選手」であるだけに獲得には難しい道が待ち受けていると考えられます。