ユベントスは公式サイト上でパオロ・デ・チェリエ氏がアカデミー部門の新コラボレーターとしてチームに復帰すると発表いたしました。キャリアという点でも適職と言えるでしょう。
ヴァッレ・ダオスタ(Valle d'Aosta)自治州アオスタ出身のデ・チェリエ氏は1986年9月生まれの34歳。2006年にユベントスでトップチーム・デビューを果たす前にプリマベーラでのタイトルを “総舐め” しているキャリアを有しています。
ユベントスとの選手契約は2017年に満了。以後はスイスのセルベットやアメリカのマイアミビーチで選手契約を結んでおり、それらのキャリアを経ての復帰となります。
ユベントスは地元ピエモンテ州とヴァッレ・ダオスタ自治州にエリートアカデミーの設置を発表しており、アマチュアクラブとの提携も進んでいます。
Il progetto Juventus Academy si espande ancora in Piemonte e Valle d'Aosta ➡ https://t.co/xjNX0qvmpR pic.twitter.com/2GP073qfEd
— JuventusFC Youth (@JuventusFCYouth) 2021年8月24日
デ・チェリエ氏は新コラボレーターとしてコーチング・アシスタントを担当するとの発表です。
デ・チェリエ氏が指導者としてのキャリアを歩むのであれば、コーチから始めることは悪くはありません。現場で経験を積み重ね、U-17 など育成年代の監督からスタートすることが王道と言えるからです。
また、ユベントスにとっても「地元出身でアカデミーを卒業した元選手」はアカデミーに子供たちを集める上でのロールモデルとなります。そのため、相乗効果を期待してのことと言えるでしょう。
アスレチック・ビルバオなどスペイン・バスク州に本拠地を置く『育成の名門』が採用しているモデルをイタリア版に上手くアレンジし、機能させることができるのかに注目です。