ユベントスは公式サイト上で Vwin と Super Soccer の2社とそれぞれ地域パートナー契約を締結したことを発表いたしました。
Vwin 社は英領バージン諸島に本社を置く、オンラインベッティング企業です。サービス対象言語が中国語・英語・ベトナム語・タイ語となっており、基本的には中華系を対象としたネットカジノ企業と言えるでしょう。
サービス対象が中国・香港・マカオ・台湾・ベトナム・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイとなっていることからも華僑がターゲットであるものと考えられます。
スポーツのライブベッティングは資金が集まりやすい流れになっています。イタリアでは Sisal と契約していますが、サービス提供が行われていない国や地域をカバーする形で “地域パートナー契約” を締結することはクラブの財政にプラスの効果をもたらすことが期待されます。
Super Soccer 社はインドネシアのコンテンツプラットフォームを提供する会社です。こちらは3900万人いると見積もられているインドネシアのユベンティーノに向けて、よりコンテンツを充実させる狙いがあるものと推測されます。
インドネシアの人口は2億5500万人ですから、有望な市場の1つと言えるでしょう。
インテルがオーナー交代で中国シフトが強くなることが確実であり、ユベントスにとっては市場でのシェアを高めるチャンスが訪れていることを意味しています。
今回の契約によって、ネイティブの人々に響くプロモーションを行うことが見込めるため、売上増やスタジアム観戦でより多くの資金を使ってくれることを期待しているのだと思われます。
グローバルベースの契約ではありませんが、地域レベルで着実にスポンサーを獲得できることも世界的なトップレベルを維持するためには不可欠なものです。
これらのスポンサー契約を元手にチームを強化し、チャンピオンズリーグを勝ち取ることでクラブの価値をさらに高めることができるのかに注目です。