2024/25 セリエA第18節が行われ、ホームにフィオレンティーナを迎えたユベントスは2度のリードを追い付かれ、試合は 2-2 で引き分けました。

先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

| Juventus FC [4-1-4-1] |
ACF Fiorentina [4-2-3-1] |
|
|---|---|---|
| GK | 29: ディ・グレゴリオ | 43: デ・ヘア |
| DF | 37: サヴォナ 4: ガッティ 15: カルル 16: マッケニー |
2: ドド 15: コムッツォ 6: ラニエリ (C) 65: パリージ |
| MF | 5: ロカテッリ (C) | 32: カタルディ 29: アデリ |
| 7: コンセイソン 8: コープマイネルス 19: テュラム 51: バングーラ |
23: コルパニ 10: グドムンドソン 7: ソッティル |
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| FW | 9: ヴラホヴィッチ | 20: ケーン |
ユベントスのチアゴ・モッタ監督は 4-1-4-1 を選択。左サイドがマッケニー選手とバングーラ選手のコンビになった他は予想された選手がスタメンに名を連ねる布陣で試合に臨みます。
対するフィオレンティーナのパッラディーノ監督は 4-2-3-1 を選択。こちらも左 SB にパリージ選手を抜擢した他は予想された選手が先発に名を連ねて試合を迎えます。
最初にチャンスを作ったのはユベントス。5分にコンセイソンが入れたクロスにヴラホヴィッチが頭で合わせるもシュートは枠のわずか左に飛ぶ。
スコアが動いたのは20分。中央でのパス交換から抜け出したテュラムがゴールへの花道をロングドリブルで突進。そのままゴール左下にシュートを流し込み、ユベントスが先制する。
対するフィオレンティーナはケーンのポストプレーから攻撃の形を作ると、38分に GK デ・ヘアが左サイドに展開して速攻。アドリからのピンポイントクロスにケーンがヘディングシュートで応えて同点に追い付く。
ユベントスは41分に FK をコープマイネルスがクイックで再開して浮き球を DF ライン裏に送ると、反応したヴラホヴィッチがシュート。だが、GK デ・ヘアが右手に当たってゴールとはならず。
45分にはクリアボールを回収したロカテッリが迷わずミドルシュートを放つも枠のわずかに左。前半は 1-1 で終了する。
後半で先手を取ったのもユベントス。48分にコープマイネルスのスルーパスがクリアを試みたカタルディに当たってテュラムの足元に転がり込むと、この絶好機をテュラムが逃さず決め切ってユベントスが 2-1 と勝ち越しに成功する。
攻勢を続けるユベントスは74分にコープマイネルスが入れた左 CK からガッティがヘディングシュートを放つも GK デ・ヘアがブロック。3点目とはならず。
このまま押し切りたいユベントスだったが87分にまさかの落とし穴。カンビアーゾのスリップによるボールロストから最後はケーンが反転シュート。これはブロックするも、ボールが跳ねた先で待ち構えていたソッティルに豪快に蹴り込まれて 2-2 の同点に追い付かれてしまう。
ユベントスは90分にD・ルイスのスルーパスに反応したコンセイソンが枠内シュートを放つも、GK デ・ヘアが右足で防いで3度目の勝ち越しとはならず。
試合は 2-2 で終了し、両チームが勝点1を獲得する結果に終わった。
なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。
GK: ディ・グレゴリオ 5.5
1失点目はケーンを含めてファーサイドに3人が詰めていたが、動かずにシュートセーブに懸ける判断で良かったのだろうか。2失点目は相手のミスを祈るしかなかった。
DF: サヴォナ 5.5
全体的に細かなミスがあり、パフォーマンスは低調だった。ソッティルのマークを捨てていた責任は問われるだろうが、CB 陣がケーンを封じることができていなかった現実を考慮すべきでもある。
DF: ガッティ 6.0
セットプレーで存在感を発揮していたものの、肝心の守備ではケーンにポストプレーによる起点作りを遂行されてしまった。主審がラフプレーを流しがちだったことは幸運だった。
DF: カルル 6.0
ガッティと比べればケーンと互角のデュエルを演じていたが、1失点目は自らの背後を完全に突かれたもので判断力が鈍り始めていることは否定できない。
DF: マッケニー 6.0
急造 SB として奮闘し、コルパニのフィジカルを消す役割を遂行。ドドとのテクニック勝負には手を焼くも、フリーランニングで相手を消耗させるなど堅実な判断で貢献していた。
DMF: ロカテッリ 6.5
相手チームからノーマークかと見間違うほどパス供給やシュートなど攻撃での積極性を発揮。その一方で中盤 MF 陣のフィルターが薄くなっており、チームとしてのテコ入れは必須だろう。
OMF: コンセイソン 6.0
積極的な仕掛けでスタジアムは盛り上がっていたが、パリージの粘り強い対応と主審の判定にストレスを溜め込んで自滅もあり得る状態だった。シーズン後半戦は単騎だと苦戦は避けられそうにない。
OMF: コープマイネルス 6.5
キック精度でチャンスを演出し、走力で献身的な守備を行う。このパフォーマンスを継続して周囲からの信頼を徐々に積み重ねて行くことが重要だ。
OMF: テュラム 7.0
フィジカル能力の差を活かしてラインを突破するだけではなくゴールまで決め切った。攻守両面で存在感を発揮していただけに引き分けに終わったことが残念でならない。
OMF: バングーラ 5.5
現時点でのベストは尽くしていたが、ドドにボール奪還を狙われたりと単純に力不足だった。
FW: ヴラホヴィッチ 6.0
前半に惜しいシュートはあったものの、ポストプレーの精度と連携は今ひとつ。ワンタッチのみで溜めるポストプレーが選択肢にないことが劣勢から抜け出せない要因だったことは否めない。
【交代選手など】
DF: カンビアーゾ 5.0
63分にマッケニーとの交代で出場。この試合でスリップしたのはカンビアーゾだけではないが、このエピソードの代償は高くなりそうだ。
OMF: ユルディズ 6.0
バングーラとの交代で63分から出場する。N・ゴンサレスとのコンビでゴールに迫るなど少ない時間で得点への貪欲な姿勢を見せていた。
FW: ニコラス・ゴンサレス ー
ヴラホヴィッチに代わって83分から出場。CF に最も期待される役割であるゴールを追い求めるプレーを最後まで続けていた。
DMF: ファジョーリ ー
89分にガッティとの交代で出場機会を得る。
OMF: ドウグラス・ルイス ー
89分にテュラムに代わって出場。コンセイソンの絶好機を演出するスルーパスで見せ場を作っていた。
チアゴ・モッタ監督 5.5
主審の判定に「違う」というジェスチャーをする暇があるなら、杜撰なトランジションで全体がスカスカな守備陣形のチームに「コンパクト」との指示を出すべきだ。逃げ切りに失敗した試合結果よりも後々に響いているとの認識が欠落しているのではなかろうか。
マリアーニ主審 6.5
人種差別チャントを認識して即座に試合を止めた判断と一連の対処は的確だった。その一方で反転シュートを試みるケーンのユニフォームを引っ張って妨害したガッティをお咎めなしにしたことで試合が少し荒れ模様になったことは残念だった。