ベンフィカのブルーノ・ラージ監督がスポルティングとの首位攻防戦の前日会見でジョルジュ・メンデス氏が「アントニオ・シウヴァはユベントスでのプレーを希望」と発言したことに対する質問に返答していましたので紹介いたします。

ブルーノ・ラージ監督:
「私達にとってジョルジュ・メンデスの(アントニオ・シウヴァがユベントスでのプレーを希望しているとの)発言は2つの理由で全く問題になりません。
1つは誰も私に話して来ないこと。もう1つはベンフィカのことに完全に集中している選手を目にしているからです。
昨日・27日に私達は彼のポジションでの特定の局面に取り組みました。彼は左右両方でより理解を進めることができたでしょうし、高いモチベーションで集中して取り組んでいました。
ベンフィカをチャンピオンにする手助けがしたいとの強い意志があると私は見ています。
これを機に状況に関して言及しましょう。3人の CB を例に私のチームがどうなるかです。オタメンディには市場があり、アラウージョにも市場があり、A・シウヴァにも市場があります。
シーズン終了時に契約が満了した選手はフリーとなり、契約下の選手には契約解除条項が存在します。
ですから、確かなことは1つだけです。SL ベンフィカの選手を欲するのであれば、財布を持って来なければなりません。近年は満額の入った財布を持って買いに来ています。
過去に何度も起きたことですし、将来的にアントニオ(・シウヴァ)やトマス(・アラウージョ)にも起きることは確実でしょう。
最も重要で価値があるのは私達のトレーニングセンターと選手達がトップチームで成長して行く方法です。これらを売ることはできません。論外です。
それ以外は移籍市場次第です。莫大な資金力を持つビッグクラブが来て選手を説得し、契約解除金を払えば、選手は巣立って行くのですから」
流石、選手の育成と売却に長けたベンフィカ。ど真ん中に “火の玉ストレート” を迷うことなく投げ込んで来ました。
アントニオ・シウヴァ選手の契約解除金は1億ユーロ。2023年夏にレアル・マドリードが獲得を断念した経緯があるため、今回も「移籍金の値引き」は期待できないでしょう。現行契約は2027年夏までだからです。
仮にユベントスが『デ・リフト選手の時を上回る移籍金』を提示すれば、移籍交渉が妥結する可能性はあるでしょう。しかし、現在のユベントスに1億ユーロ弱の移籍金を提示する余裕はありません。
したがって、ユベントスのA・シウヴァ選手への関心は「なかったもの」として扱われることになると思われます。
ベンフィカが「育成では『ハード面』と『ソフト面』が最重要かつ非売品」とヒントを与えてくれたのですから、この “金言” をユベントスがクラブ経営に活かすことができるのかにも注目です。