ウェストハムから買取義務が生じることを嫌われ、昨シーズンのエル・シャーラウィ選手のような状況になっているザザ選手ですが、セリエAで新たな所属先を探していると『トゥット・スポルト』が報じています。
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夏に父親のアントニオ・ザザ氏が代理人を務め出し、プレミアリーグ行きを決断したザザ選手でしたが、期待された結果を出すことができずチームを離れることとなりました。
新たな移籍先としてスペイン・バレンシアが最有力氏だったのですが、補強で現場とフロントが対立し、プランデッリ監督が辞任。移籍の可能性は完全に消滅しています。そのため、プレー経験のあるセリエAのクラブに売り込みをかけている段階と言えるでしょう。
なお、現時点で移籍先として報じられているクラブは次のとおりです。
- ジェノア:パヴォレッティ選手がナポリに移籍したため、FW枠と資金はある
- フィオレンティーナ:カリニッチ選手が移籍すれば、枠はできる
- ミラン:バッカ選手が動くことがあれば、見込みあり
- ラツィオ:インモービレ選手のバックアップ
FWの『枠』と獲得資金の両方を満たしているのはジェノアです。しかし、シメオネ選手が台頭中であることを考えると、ザザ選手の獲得に大金を費やすかどうかは確信が持てません。
それによって、FWが移籍する可能性のあるフィオレンティーナやミランが獲得する可能性があると報じられる要因になっていると言えるでしょう。
ただ、ザザ選手に “ユベントス水準” の年俸を支払う資金力があるクラブはイタリアには見当たらない状態ですので、年俸ダウンを受け入れることが移籍交渉をまとめる上で必須になると思われます。
ユベントスとしても、「移籍金の収支でプラスを維持できれば満足」という水準にまで妥協する必要があるかもしれません。
選手名 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
---|---|---|---|
支出額 | € 6m | € 6m | ー |
収入額 (見込み) |
€ 5m | € 10m * | € 10m * |
※ 買取義務が生じた場合 +ボーナス300万ユーロ |
|||
収支期待額 | △ € 1m | € 4m | € 10m |
収支の実状 | △ € 1m | △ € 6m | € 0 |