ユベントスは今週金曜日にパリのユネスコ事務所を訪問し、アニェッリ会長が UNESCO のイリーナ・ボコバ事務局長にサッカー界の差別問題に関する調査レポート(PDF 版)を手渡したことを発表しました。
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レポートのタイトルは『Colour? What Colour? (和訳:カラー?何色?)』です。ユベントスの取り組み内容は評価されるべきなのですが、日本では難しいでしょう。
理由はユネスコ側が次のような発言をしているからです。
残念なことに、私達は国際試合や国内の試合が行われているピッチで差別や容認できないエピソードを見てきました。単に許すことはできません。人種差別や差別問題と戦うことは70年間、ユネスコの心に命じられたことなのです。
事実に基づかない資料を記憶遺産に登録し、UNESCO 自体が日本の名誉を陥れていた一件は許された訳ではありません。また、見せ方としても、あまり上手いやり方とは言えません。
この手の問題にユベントスが真剣に取り組んでいるアピールを見せるのであれば、アニェッリ会長に同行するのはレジェンドの1人であるリリアン・テュラム氏のような人材で、彼のような人がレポートをユネスコに手渡している写真を公表すべきでした。
非白人に属し、現役時代から知的なイメージを持っていた選手なのですから、クラブのブランド価値を高めるようなポジションをオファーするだけの意味はあると思われます。