「ユベントスがウルトラスにゴール裏のチケット販売で便宜を図っていた」との疑いで控訴審に持ち込まれた訴訟の結論が出たとイタリアサッカー連盟(FIGC)が公式サイト上で発表しています。

アニェッリ会長に科されていた1年の職務停止処分が12月18日付で解除されることになったことがニュースと言えるでしょう。
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9月の時点でユベントスと検察の双方が控訴するという事態になっていましたが、その控訴審の判決が下されることとなりました。なお、アニェッリ会長とユベントスへの処分は次のようになりました。
- アニェッリ会長:
1年の職務停止+罰金
→ 12月18日付で処分解除+罰金10万ユーロ - ユベントス:
罰金30万ユーロ
→ 罰金60万ユーロ+南スタンドの1試合閉鎖
アニェッリ会長は9月末から(実質的に)職務停止状態でしたので、約3ヶ月で復帰したという形になります。“ユベントスの代表” としての活動を冬の移籍市場を前に再開することができるようになったのはクラブ運営という点でプラスとなります。
「処分が甘い」との理由で控訴していた FIGC 側が控訴審の判決に恨み節を述べることは自然なことと言えるでしょう。
ちなみに、南スタンド(クルヴァ・スッド)の1試合閉鎖処分ですが、対象となるのは2018年の初戦であるセリエA第21節ジェノア戦です。ウィンター・ブレイク明けの試合でスタジアムが少し寂しい状況になることでしょう。
セリエAで南スタンドが1試合閉鎖されるのです。その分の入場料収入を他の部門でカバーする必要が生じました。ユベントスの経営陣がどのように修正を図るのかに注目です。