スペインの『マルカ紙』がユベントスはアルトゥーロ・ビダル選手を既に売却済で、コパ・アメリカが終了するまでは非公表という取り決めになっていると報じています。
“ヨーロッパのトップクラブ”に移籍するだろうとマルカは伝えています。
この可能性を否定することは難しいと考えられる状況証拠があるからです。
自動車会社の FIAT が実質的な親会社であるユベントスが飲酒運転によって事故を起こしたビダル選手に対するコメントが皆無なことが1つです。
自動車会社やビール会社の社員が飲酒運転をしようものなら、懲戒処分になるでしょう。事実関係を調査するといった発言すらないことは「既にチームとは無関係ではないか」という疑念を生むことになったと思われます。
ビダル選手の移籍先として現実味があるのはレアル・マドリードかアーセナルの2チームです。どちらのチームも監督がビダル選手を高く評価していたことがあり、問題が発生する前に獲得にこぎ着けていたとしても不思議なことはないからです。
一時期はマンチェスター・ユナイテッドも候補となっていましたが、シボレーが胸スポンサーである以上、飲酒運転で事故を起こした選手を獲得するにはスポンサーが難色を示すことでしょう。
仮にビダル選手が移籍することとなれば、ユベントスはトップ下の選手としてレアル・マドリードのイスコ選手に手を出すのではないかと言われています。アッレグリ監督はオスカル選手が第1希望であることを公言していますが、イスコ選手にも高い評価を持っています。
もしかしたら、両チームの背番号23が来シーズンは入れ替わっているかもしれません。