ユベントスのパベル・ネドベド氏が「テベスはボカを選択した」とコメントしたことで、FW の陣容が固まりつつあると見られています。
テベス選手の代わりにFWの軸として白羽の矢が立ったのは大方の予想通り、アトレティコのマリオ・マンジュキッチ選手だと言われています。そのように報道されるには次のような理由が存在しているからです。
1)予算的な制約がある
チャンピオンズリーグで躍進したユベントスですが、既に市場で大金を費やしています。
ディバラ選手に3200万ユーロ、ザザ&ベラルディの両選手に2500万ユーロを使っています。そのため、比較的リーズナブルな移籍金(1500万ユーロほど)で獲得ができるマンジュキッチ選手の獲得が現実的となるのです。
2)売却不可能な選手ではない
マンジュキッチ選手がアトレティコにとってアンタッチャブルな存在ではないことも移籍の噂に拍車をかけています。
選手の代理人は出て行く理由はないと発言していますが、シメオネ監督は「クラブ案件で、自分の関知することではない」と述べています。
コケやゴディンといった存在の選手をアトレティコが市場に出すことはないでしょうが、それ以外の選手であれば適切なオファーが受ければ交渉に応じるというスタンスだと言えるからです。
チェルシーのオスカル選手についてですが、こちらは現状では資金的に難しいでしょう。
ディバラ、ザザ、ベラルディの3選手に要した移籍金に加えて、ウディネーゼからローン移籍で加入しているロベルト・ペレイラ選手も買い取らなければならないからです。
中盤で移籍が噂されるピルロ/ポグバ/ビダルの誰かが高額の移籍金を残して移籍しない限り、オスカル選手をチームに加えることは現実的に難しいと判断せざるを得ません。
従って、(現状から何らかの変化が生じない限り、)来期のトップ下候補はディバラ/ペレイラ/ビダルの中から起用されることになるのではないかと思われます。