イタリアでは2015年夏の移籍市場は8月31日で閉じました。
ユベントスのトップチームに在籍する選手の入団/退団情報をまとめると下記のようになります。
選手名 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
---|---|---|---|---|
S.ケディラ | Free | ー | ー | ー |
D.ルガーニ | Free | ー | ー | ー |
P.ディバラ | € 8m | € 8m | € 8m | € 8m |
+ボーナス800万ユーロ | ||||
M.マンジュキッチ | € 6.3m | € 6.3m | € 6.3m | ー |
+ボーナス200万ユーロ | ||||
R.ペレイラ | € 4.6m | € 4.6m | € 4.6m | ー |
+ボーナス150万ユーロ | ||||
ネト | Free | ー | ー | ー |
S.ザザ | € 6m | € 6m | € 6m | ー |
A.サンドロ | € 8.6m | € 8.6m | € 8.6m | ー |
J.クアドラード * | Free | ー | ー | ー |
M.レミラ * | € 0.5m | ー | ー | ー |
※ 買取 € 9.5m(+ボーナス€ 1m) | ||||
エルナネス | € 3.6m | € 3.6m | € 3.6m | ー |
+ボーナス200万ユーロ | ||||
合計支出額 | € 37.6m | € 37.1m | € 37.1m | € 8m |
ケディラ選手とネト選手は前所属チームとの契約満了によるフリーでの加入。ルガーニ選手は2015年冬に所有権を取得しているので、今夏での新たな出費は発生していません。
ロベルト・ペレイラ選手は昨シーズンからチームに所属していましたが、ウディネーゼからのレンタル加入だったこともあり、買取オプションを行使したため支出を要することになっています。
アレックス・サンドロ、ディバラ、マンジュキッチ選手たちが早くチームにフィットすることが待たれます。
選手名 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
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ロムロ | ベローナからの買取オプション行使せず | |||
S.ペペ | Free | ー | ー | ー |
D.ベラルディ | € 10m | ー | ー | ー |
A.オグボンナ | € 11m | ー | ー | ー |
F.ソーレンセン | ? | ー | ー | ー |
C.テベス | € 0 | ー | ー | ー |
A.ピルロ | € 0 | ー | ー | ー |
A.ビダル | € 18.5m | € 18.5m | ー | ー |
+ボーナス300万ユーロ | ||||
F.ジョレンテ | € 0 | ー | ー | ー |
K.コマン * | € 5m | € 2m | ー | ー |
※ 買取オプション2100万ユーロ | ||||
M.イスラ * | Free | ー | ー | ー |
※ 買取オプション700万ユーロ | ||||
デ・チェーリエ * | Free | ー | ー | ー |
合計収入額 | € 44.5m | € 20.5m | ー | ー |
ピルロ、ビダル、テベス、ジョレンテと攻撃時で重要なタスクを担っていた選手がごっそり抜けたことはチームに大きな影響を与えています。
パスの出し手であるピルロ選手が抜けたことが痛いという論調が中心になっていますが、本当に痛いのはビダル、テベス、ジョレンテと相手 DF 前の厳しいエリアでボールを受けて味方に展開してくれる3選手がそろって退団したことでしょう。
攻めの形が確立するまで苦戦が続くと予想されます。ユベントス以上にリーグ戦で苦戦しているチェルシーが “パニックバイ(Panic Buy)ボタン” を押し、ポグバ選手を強奪するようなことがなければ、立て直せる範囲内でしょう。
夏の移籍市場で判明したことは資金力でのバイエルンとの差は倍近くあることでしょう。ディバラ選手の移籍金をユベントスが4年分割で支払っていることに対し、バイエルンはほぼ同額のビダル選手の移籍金を2年分割で支払っているからです。
スタジアム収入ではキャパの問題で太刀打ちできませんが、マーケティングやスポンサーなどスタジアム以外で差を縮める必要があると言えるでしょう。