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公式発表: イリングとバッレネチェアが合計2200万ユーロの移籍金でアストン・ヴィラに完全移籍

 ユベントスは公式サイト上でサムエル・イリング選手エンツォ・バッレネチェア選手が合計2200万ユーロでアストン・ヴィラに完全移籍すると発表いたしました。

 クラブから発表されたプレスリリースは以下のとおりです。

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選手イリングおよびバッレネチェアの
譲渡に関するアストン・ヴィラとの合意事項

 

 トリノ、2024年7月1日 ー ユベントス・フットボールクラブは下記選手の登録権をアストン・ヴィラが獲得することで合意に達しました。

  • サムエル・イリング: 4年分割1400万ユーロおよびボーナス最大300万ユーロ。付帯費用を差し引き1190万ユーロのプラス効果
  • エンツォ・バッレネチェア: 4年分割800万ユーロおよびボーナス最大300万ユーロ。付帯費用を差し引き550万ユーロのプラス効果

 なお、先日のプレスリリースにも掲載されているとおり、2024年6月30日に同じ相手方と選手ドウグラス・ルイス・ソアレス・デ・パウロの登録権を5000万ユーロの固定金額で獲得することに合意済みです。

 上述の取引の結果、当クラブが支払わなければならない残額は2800万ユーロとなります。

 これらの取引は契約上および実質的に別個かつ異なる取引として適格であると法的および会計的予備分析から判明しています。

 また、本件を規定する『IAS 第38号』の適用に関する解釈上の不確実性を考慮する必要があります。クラブは独自の内部手順を適用し、仮に取引が『IAS 第38号』に基づく無形資産の交換として適格であり、別個かつ異なる取引ではない場合であっても、公平価格での取引を測定する2つの要件(商業的な公平価格と信頼できる価格算出)の存在を確認する予備分析を実施いたしました。(そのため、取引はプラスと結論付けています。)

 外部アドバイザーの協力も得て実施された分析により、現状では2つの要件が存在していると確認されました。それ以外の場合、取引は交換と見なされます。上述の要件を1つでも満たされていないと判断された場合、取引を公正価値で測定することはできません。

 取引の会計認識に関する最終評価は2024年12月31日付の半期決算報告書の作成を目的に実施され、その承認は2025年2月に予定されております。その中で完全な開示が行われる予定であることに留意して下さい。


 

 「アストン・ヴィラと『交換トレード』をしたけど、外部の専門家から移籍金の算出方法と算出額についてのお墨付きをもらったので問題なし(とクラブは認識しています。詳細は来年2月の半期決算報告書で)」というプレスリリースでした。

 ユベントスがイリング選手とバッレネチェア選手を放出した理由は「チアゴ・モッタ監督の 4-2-3-1 では『控え選手』となってしまう」ことに加えて「契約延長を望めない」からでしょう。

  • イリング(20): 2025年夏まで
    • 左サイドの攻撃的ポジションが本職
    • D・ルイスは『トップ下』での起用が有力で、ユルディズが『左サイドの攻撃的ポジション』に入る
  • バッレネチェア(23): 2026年夏まで
    • ダブルボランチでのレジスタ役として(フロジノーネで)頭角を現す
    • ロカテッリとファジョーリが2028年夏まで契約を持ち、ラビオやK・テュラムが補強候補でスタンバイ

 新監督は「自らがレギュラー指名した選手で序列を固定して戦術の浸透を図る」ことが一般的なアプローチですし、レギュラー指名された選手の長期離脱が起きない限りはシーズン前半戦での序列変更は基本的に起きません。

 したがって、下部組織出身のトッププロスペクト選手が離脱することは止むを得ないでしょう。

 

 イリング選手とバッレネチェア選手がユベントスのトップチームで躍動する場面を見れなくなかったことは残念ですが、プレミアリーグで大きく飛躍してくれることを期待したいと思います。