ユベントスは公式サイト上でBチーム(= Next Gen)に所属するフェリックス・コレイア選手がポルトガルのジル・ヴィセンテに完全移籍したと発表いたしました。移籍金などに関するクラブからの言及はありません。
フェリックス・コレイア選手は2001年1月生まれの23歳。ポルトガル・リスボン出身の左 WG で、2020年夏にパブロ・モレノ選手との交換トレードでマンチェスター・シティから加入しました。
その際の移籍金が約1000万ユーロ。キャピタルゲイン疑惑をかけられた取引の1つでもあります。
ユベントスではBチームで1シーズンを過ごした後、2021/22 シーズンにセリエBのパルマに期限付き移籍。ただ、ポジションを確保し切れなかったため、2023年1月からは母国ポルトガルに復帰しています。
2023/24 シーズンはポルトガル1部のジル・ヴィセンテに期限付き移籍。リーグ戦30試合・2186分に出場し、5得点4アシストの結果を残しました。
このパフォーマンスが完全移籍に結びついたのでしょう。
ユベントス目線ではF・コレイア選手との現行契約は2025年夏まで。トップチームの構想に加わっていないため、「2024年夏の移籍市場での売却」が既定路線でした。
ちなみに、F・コレイア選手の残存簿価は2024年6月30日時点で約220万ユーロ。
ジル・ヴィセンテが完全移籍に費やした移籍金は「100〜150万ユーロ」と予想されるため、「成長したフェリックス・コレイア選手が移籍する際に有効となる転売条項で設定したパーセンテージ」が重要になるでしょう。
現状では『損切り(=約100万ユーロの赤字計上)』に該当するはずだからです。
イタリアでは成長曲線を上手く描けなかったF・コレイア選手ですが、「今年23歳になったばかりの若さ」と「ポルトガルリーグでシーズン完走をして5得点4アシストの実績」を元手に飛躍することは十分に期待が持てます。
フェリックス・コレイア選手の今後の選手キャリアが大きな実りのあるものになって欲しいと思います。