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ユベントス、ウイリス・タワーズワトソンとの契約を5年延長することに成功

 ユベントスは公式サイト上でウイリス・タワーズワトソン(Willis Towers Watson, WTW)社との契約が5年延長して2029年夏までになったと発表いたしました。既存スポンサーの引き留めに成功したことは経営陣の実績と言えるでしょう。

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 ウイリス・タワーズワトソン(WTW)は2016年にウイリス・グループとタワーズワトソンの合併によって誕生した保険サービス業を主力とする多国籍企業です。

 ユベントスはアリアンツ社がスタジアム命名権を保有するスポンサーですが、アリアンツは『保険販売業』が主力事業。

 WTW は『保険仲介業(=保険ブローカー)』であるため、保険販売者と保険契約者の間に入って利害調整をする立場です。そのため、競合他社ではないアリアンツ社とともにスポンサー就任が可能となっているのです。

 

 ユベントスは主要スポンサーである『胸スポンサー』が未定であり、2024/25 シーズン以降のスポンサー収入に暗雲が立ち込めている状況です。

 その状況で「既存スポンサーの引き留め」に成功したことは一定の成果ですし、「新規スポンサーの獲得」に成功することが期待されていることは言うまでもありません。

 イタリアの人口は EU 加盟国で3番目となる約6000万人。 “イタリア市場だけ” に特化してしまうと大口スポンサーを確保することは困難であり、「 “EU 市場” や “世界市場” での露出による広告効果」をアピールできるかが鍵になるでしょう。

 

 アニェッリ前会長は「フォルクスワーゲンと契約するぞ」と親会社に揺さぶりをかけて『胸スポンサー契約』を引き出していただけに現経営陣がどのような辣腕ぶりを発揮してくれるのかに注目です。