レガ・セリエAは公式サイト上で延期となっていた第29節アタランタ対フィオレンティーナ戦が終了し、全日程が終了したと発表いたしました。この結果、ユベントスは勝点71の3位で 2023/24 シーズンを終えることとなりました。
第29節アタランタ対フィオレンティーナは3月下旬に開催予定だったのですが、試合当日にフィオレンティーナのバローネ GM が心臓発作で倒れて急逝。
試合は延期となっていました。
ところが、アタランタとフィオレンティーナはその時点で両クラブともに UEFA のコンペティションとコッパ・イタリア準決勝に勝ち残っていたため、代替日程を確保することはできず。
『苦肉の策』として「欧州トップカテゴリーのカレンダーが終了した後に代替試合を開催」する運びとなったのです。
試合による影響は「3位ユベントスと4位アタランタの順位が入れ替わるか」だけ。消化試合の位置付けであったことは否めません。
それよりも大きいのは「フィオレンティーナの 2023/24 シーズンが終了したこと」です。
フィオレンティーナはイタリアーノ監督との現行契約が今季限り。前日にはモンツァのパッラディーノ監督がフィレンツェで目撃され、イタリアーノ監督はアタランタ戦後に「素晴らしい旅だった」と退団を認める発言をしています。
イタリアーノ監督は「ボローニャの新監督有力候補」と見なされており、「 “来季の UEFA チャンピオンズリーグに出場するために選手層の厚みを増す必要のあるボローニャ” がどういったタイプの選手を好むのか」はユベントスにとっても重要な関心事です。
ザークツィー選手がバイエルンに買い戻された場合、ボローニャは「CF の確保」が今夏の移籍市場での最重要課題となるからです。
これからは 2024/25 シーズンに向けた準備が本格化することになるため、ユベントスがその動きに連動することができるのかに注目です。