2024年夏はセリエAの上位勢での監督交代が活発になっているため、6月5日時点での監督人事を整理しておきたいと思います。

日本時間6月5日午前時点でのセリエA上位勢の監督人事を取り巻く状況は以下のとおりです。
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- 2024/25 シーズンの監督が決まっているクラブ
- インテル: インザーギ
- アタランタ: ガスペリーニ
- ローマ: デ・ロッシ
- フィオレンティーナ: パッラディーノ (New)
- 2024/25 シーズンの監督との関係に緊張が走っているクラブ
- ラツィオ: トゥドル
- 数日中に 2024/25 シーズンの監督が正式発表されるであろうクラブ
- ボローニャ: イタリアーノ
- ナポリ: コンテ (現地4日に会長と会食)
- 2024/25 シーズンの新監督が噂されている段階のクラブ
- ミラン(2)、ユベントス(3)、トリノ(9)
イタリアーノ監督が退任したフィオレンティーナはパッラディーノ監督の就任を発表。
巻き返しを狙うナポリは現地6月4日(火)にデ・ラウレンティス会長がコンテ監督と会食。近日中に監督就任が正式発表されると予想されています。
同様にボローニャもフィオレンティーナを退団したイタリアーノ監督の就任が目前に迫っている状況と言えるでしょう。
逆に状況が怪しくなっているのはラツィオ。契約延長交渉が不調に終わった鎌田選手が退団したことで、“鎌田選手をチームの中核と見なしていたトゥドル監督” との関係性に緊張が走っています。
トゥドル監督は「 “サッリ監督のためにクラブが昨夏の移籍市場で獲得した選手のパフォーマンス” に納得していない」ため、電撃辞任が起きたとしても不思議ではないでしょう。
ユベントス、ミラン、トリノの3クラブは「新監督の名前は出ているものの今週中の正式発表はなさそう」という状況です。
「(セリエA上位勢の中で)ユベントスだけが新監督を正式発表することができていない」だと移籍市場での出遅れが不可避となってしまうため、ライバル勢から大きく遅れることなく新監督の下でスタートを切ることができるのかに注目です。