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Bチーム: 両チームが後半アディショナルタイムに PK で得点し、ピネートと 2-2 で引き分ける

 2023/24 セリエC第17節が行われ、ホームにピネートを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は先制するも追い付かれ、後半アディショナルタイムにユルディズ選手の PK で再び勝ち越すも追い付かれて 2-2 の引き分けで終わりました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表:出場選手一覧(2023/24 セリエC第17節 ピネート戦)
  選手名
GK 30: ダッファラ
DF 4: ハイセン
13: ポーリ (C)(→ 28' st. 31: スティヴァネッロ)
5: ムハレモヴィッチ
MF 2: サヴォナ
26: ダミアーニ(→ 23' st. 15: コメネンシア)
21: パルンボ(→ 41' st. 36: アンジェレ)
8: ノンジェ(→ 23' st. 29: サリフォ)
32: トゥリッキア
FW 17: ジェッラ
10: ユルディズ

 ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択し、ミッドウィークに開催された第8節ルッケーゼ戦からは先発4選手の入れ替えを実施。ハイセン選手とユルディズ選手は2試合連続で先発起用をして試合に臨みます。

 

 最初に惜しい場面を作ったのはピネート。14分にヴォルピチェッリの FK を合図に複数本のシュートを立て続けにユベントスゴールに浴びせるが、ユベントス守備陣のブロックでネットを揺らすまでには至らず。

 一方のユベントスも35分にノンジェが右サイドに展開し、パルンボの入れたクロスが跳ね返されたところをダミアーニが思い切ったロングシュート。しかし、これは枠を大きく外してしまう。

 38分にはユルディズのロングフィードに追い付いたジェッラが折り返すとフリーで走り込んで来たダミアーニが左足でシュート。だが、これも枠から大きく逸れて先制とはならず。

 するとピネートは45分にヴォルピチェッリが意表を突くハーフライン上からの超ロングシュート。ユベントスは GK ダッファラが辛くも掻き出し、前半は両チームともにスコアを動かせずに 0-0 で終了する。

 後半で先にスコアを動かしたのはユベントス。56分にサヴォナが入れた低い弾道のクロスをニアサイドでジェッラが頭で合わせ、3本目の決定的なシュートで GK トンティの牙城を破ることに成功する。

 だが、地力で勝るピネートも反撃を開始。左サイドからのクロス攻撃でユベントス守備陣を揺さぶると78分にエンジャンベの左サイドからの鋭いクロスがガンバレの頭上をかすめてそのままゴールに吸い込まれ、1-1 の同点に追い付く。

 このまま引き分けかと思われた93分にユベントスは入れ替わりに成功して右サイドを突破したアンジェレが GK トンティに倒されて PK を獲得。これをユルディズがゴール左下に決めて 2-1 と勝ち越しに成功する。

 しかし、追いすがるピネートは96分にゴール前に送ったロングフィードの競り合いでイングロッソがハイセンに蹴られたことで PK を獲得。これをヴォルピチェッリがゴール右下に決めて土壇場で 2-2 の同点に追い付く。

 結局、後半アディショナルタイムに両チームが PK で1点ずつを取り合うも引き分けの結果は変わらず。両チームが勝点1を分け合うこととなった。

 

 なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。

マッシモ・ブランビッラ監督:
「不運ですが、このようなゴールが決まるのは初めてではありません。

 最後の数秒で PK を与えてしまうほど私達はナイーブでした。ピネートがラストプレーでエリア内にボールを蹴り込んで来ることは想定できましたし、この手の状況にもっと上手く対処すべきだったからです。

 自分たちの甘さが勝点2を落とす代償となりました。残念です。私達は2度もリードを手にしましたし、その勝利は私達にとって非常に有益となるはずだったからです。

 私達は腕まくりをしてハードワークを続けなければなりません。前を向かなければならないのです。

 後半は開始直後から素晴らしいスタートを目にすることができ、確信と決意に満ち溢れた Next Gen が存在しました。後半の立ち上がりから10分で均衡を破ったことは偶然ではありません。

 クリスマス休暇まで3試合が組まれていますし、私達は仕事を継続しなければなりません」

 




 

 最後の最後に PK を与えてしまったのは「ハイセン選手の若さ」が(悪い方に)出てしまったからでしょう。ラストワンプレーの局面では「思いっきり蹴り出す必要性」はなく「無人のスペースに軽く蹴り出すだけで十分」だったからです。

 選手個人としての反省が必要ですし、監督コーチ陣には状況把握力と状況判断力の双方での成長を促すためのサポートをする責務があるでしょう。

 今節のピネート戦では攻撃陣が2得点と久しぶりの複数得点を記録したこが朗報です。

 しかし、34歳のジェッラ選手や25歳のダミアーニ選手といった “オーバーエイジ枠の選手” が決定機を逸し続けて勝利の確率を下げてしまったことは否めません。この点に関しては「改善」を要求しなければならないでしょう。

 

 Bチームの次戦は12月16日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第18節フェルマーナ戦です。久しぶりの勝利を手にするために今節での良い内容を継続し、修正点を的確に改善することができるのかに注目です。