2023/24 セリエC第18節が行われ、アウェイでフェルマーナと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は80分以降に2失点を許し、2-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 2: サヴォナ 31: スティヴァネッロ(→ 47' st. 20: イオコラーノ) 5: ムハレモヴィッチ (C) |
MF | 14: ムラッツィ(→ 47' st. 7: ハサ) 26: ダミアーニ 21: パルンボ(→ 20' st. 29: サリフォ) 32: トゥリッキア 36: アンジェレ(→ 20' st. 15: コメネンシア) |
FW | 9: チェッリ(→ 31' st. 23: マンチーニ) 17: ジェッラ |
ブランビッラ監督は 3-4-1-2 を選択。ハイセン、ノンジェ、ユルディズの3選手はトップチームのジェノヴァ遠征に帯同していたためマルケ州で開催される今節での出場は非現実的。
アンジェレ選手をトップ下で起用し、ジェッラ選手とチェッリ選手の2トップで試合に臨みます。
良い入りを見せたのはユベントス。11分にムラッツィのクロスに逆サイドから侵入したトゥリッキアがジャンピングボレーで合わせるも、シュートは GK フルラネットの好セーブに阻まれてしまう。
16分には再び右サイドからのクロスに今度はチェッリがヘディングで合わせたが、これも GK フルラネットが横っ飛びセーブでゴールを死守。ユベントスが均衡を破ることができない。
34分には泥濘んだピッチに足を取られた GK フルラネットがスリップ。パントキックのボールが最前線のアンジェレに渡る “プレゼント” があったが、シュートは GK フルラネットが責任を持ってストップ。
前半はアウェイのユベントスが決定機を幾度と作ったものの、GK フルラネットが守る牙城は揺るがず。0-0 のスコアレスで終了する。
スコアが動いたのは55分。左サイドに流れたチェッリが入れたクロスにニアサイドに走り込んだジェッラが頭で合わせ、ユベントスが先制に成功する。
攻める必要が生じたフェルマーナは64分に右サイドからのクロスにミスラカがヘディングシュート。跳ねたボールが枠を捉えたが、GK ダッファラが横っ飛びセーブで辛くも失点を免れる。
フェルマーナの攻勢が実ったのは82分。ジャンドナートが入れた右 CK にサンティがゴール正面から高い打点のヘディングシュートを決め、1-1 の同点に追い付く。
連動性が失われたユベントスを尻目にフェルマーナは88分に高い位置でボール奪取に成功すると、ジャンドナートがエリア外から強烈なミドルシュートを突き刺して 2-1 と逆転に成功する。
1点が必要になったユベントスは後半アディショナルタイムにコメネンシアが放ったシュートはクロスバー。最後はジェッラがラフプレーで一発退場となり、2-1 のままで試合終了。非常に手痛い逆転敗けを喫することとなった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「私達にとって痛みを伴った重たい敗戦です。結末はあまりに痛すぎました。
得点するまでは良い試合ができていました。それからはフェルマーナのプレッシャーを受け、リスタートを切ることができずにトラブルに陥ったのです。
フェルマーナは得点力に長けていますが、私達は同点に追い付く機会のシュートがクロスバーに嫌われるなど難しい時期に直面しています。
私達は頭を上げる必要があります。上手くやるための年内2試合が残っているのですから」
年内の残り2試合2勝で “Bチーム発足初年度の 2018/19 シーズン” に記録した「(ワースト記録の)19試合消化時点で勝点21」に並ぶのです。
記者協会の表彰式に出席したマンナ 1st Team FD は「(プロリーグではない)セリエDへの降格は失敗を意味する」と発言しており、最下位のフェルマーナに逆転敗けを喫して19位に沈む現状が深刻であることは明らかです。
ただ、今シーズンは “セリエAやセリエBでの出場機会を見込めるだけの実力がある若手超有望株” は既にトップチーム登録になっているため、チーム力が昨シーズンを下回っていることも加味しなければならないでしょう。
それでも結果が想定を下回る水準であることは否定できないと思われます。
Bチームの次戦は12月19日(火)に予定されている 2023/24 セリエC第14節V・エンテッラ戦です。11月の国際Aマッチデーの関係で延期となっていた試合でどのようなプレーをするのかに注目です。