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【試合後コメント】 2023/24 セリエA第25節 ヴェローナ対ユベントス

 スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴティで行われた 2023/24 セリエA第25節エラス・ヴェローナ戦に 2-2 で引き分けたユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「私は現実主義者です。4試合で勝点2。構築には長い時間を要しますし、崩壊するのは一瞬です。私達は過去の試合をリセットし、今日から正しい姿勢を注意力を持って物事を行うことに立ち返られなければなりません。

 良い部分はありました。しかし、結果は引き分けでした。敗戦の可能性もありました。

 オープンな展開でプレーしたヴェローナは得点できるとの感覚があったことでしょう。私達は今日の試合で多くのレースをしましたが、まとまりに欠いていました。これまでの数ヶ月と同じように取り組む必要があります。

 私達が勝利を逸したのであれば、それが何かを欠いていたことを意味します。今日だとボールを上手く持てなかったなどです。今日は失点を許してしまうだろうとの感覚がありました。

 私達はすべてを出し尽くしていますが、勝てるかどうかは狡猾さ次第です。私達がすでにチャンピオンズリーグ出場権を手中に収めたと考えられませんし、信じることもできません」

 

アレックス・サンドロ選手:
「集中力が切れた試合が目立っているのは残念です。私達は全員で即座に挽回しなければなりません。

 ユベントスにいるのであれば、論理的にすべてのトロフィーを獲得するために戦います。しかし、今は2位に到達するためにすべてを尽くさなければなりません。

 フットボールの世界では困難な時期に直面することは物珍しくありません。全員で共に乗り越えましょう。集中力を取り戻さなければなりませんし、私達の進む道だけを考えなければなりません。

 システム変更?私はユベントスに何年もいますし、私にとってシステム変更はいつもポジティブなことです」

 

アドリアン・ラビオ選手:
「私達はもっとやるべきでしたし、多くの勝点を取りこぼしてしまいました。今夜はゴールを許すべきでなかったですし、私達は挽回したのは事実ではあるものの、上手くプレーし始めたのは後半の最後でした。

 私達は以前のような結束力を見付ける必要があります。難しいのですが、今夜の試合で勝ちたかったのです。少しずつ自信を取り戻し、以前は上手くできていたことに焦点を当てて勝点3を再び持ち帰られなければならないのです。

 2位争いをしなければならないでしょう。多くの勝点を獲得してきたことは事実ですし、その強みをもう1度発見しなければならないのです」

 




 

 クラブが「2023/24 シーズン前期に計上した『(大部分を所属選手の年俸が占める)人件費』は昨年とほぼ同じだった」と決算書で発表したのです。チームがまとまりを欠くのは当然でしょう。

 昨季に在籍していた実績豊富な4選手(ディマリア、ボヌッチ、パレデス、クアドラード)に費やしていた年俸&所得税分が実際には “圧縮されていなかった” のです。

 「(監督を含めてチーム内に)昇給していた者がいる」と疑心暗鬼になる選手が出るのは止むを得ないですし、この状況で以前のような結束力を取り戻すことは簡単ではありません。

 ちなみに、今節ではルガーニ選手がリスク管理を目的に下がり目のポジショニングをしたことで相手 CF のポストプレーへのチェックが間に合わず、ほぼ 100% の確率でワンタッチプレーで相手に攻撃の起点を作られていました。

 「デュエルで分が悪い」のは仕方のない部分もありますが、自らの微妙なポジショニングで「相手 CF とのデュエルにすら持ち込めない」は批判の対象になります。この点は反省・改善をしなければならないからです。

 

 次節の第26節フロジノーネ戦では「復調のきっかけを掴むこと」が目標になるでしょう。第27節以降に強豪や難敵との直接対決を多く残しているだけに「打開策を見出せるか」が鍵になると思われます。