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【試合後コメント】 2023/24 セリエA第17節 フロジノーネ対ユベントス

 スタディオ・ベニート・スティルペで行われた 2023/24 セリエA第17節フロジノーネ戦に 1-2 で勝利したユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「ナポリだけが勝利を手にしたピッチでチームは良い試合をしました。簡単ではなかったですし、数多くの決定機を作った前半でしたが、その後に1本のシュートで失点を喫しました。

 後半は少しペースが落ちましたし、もっと上手くできた場面で同点弾を許しました。そして幸運にもリアクションがあり、勝利が訪れたのです。ユルディズとヴラホヴィッチの得点はどちらも嬉しいです。

 何人かの選手が回復し、ドレッシングルームには素晴らしい雰囲気があります。途中出場した選手たちは誰もが秀逸でした。目標としていた勝点38に到達しましたし、クリスマス休暇を楽しみましょう。それからローマ戦のことを考えます。

 1月7日に改めて勝点を見ましょう。第1目標であるチャンピオンズリーグ出場にどれだけ近づいたかが分かるからです。

 直近の試合で批判を受けた後だったので安心感を与えるためにヴラホヴィッチはベンチスタートにしました。彼がラスト30分で私達を手助けできることは分かっていましたし、彼はそれを遂行しました。メンタル的にも成長しています。

 ユルディズも大きく成熟しています。キエーザが離脱となった時にユルディズが思い浮かびました。スムーズに代役を務められるからです」

 

ケナン・ユルディズ選手:
「信じられない感情です。ティフォージから監督まで私に機会を与えてくれた全ての人々に感謝しなければなりません。ゴールセレブレーションはデル・ピエロにインスピレーションを得たものです。ゴールはあまりに大きなことですし、喜びは計り知れません。

 私にとってアッレグリは偉大な監督です。監督に言われたことを常に遂行し、従っています。髪を切るよう言われた時は即座にそうしましたし、彼はボスです。

 昨日の時点でキエーザの負傷離脱によってプレー機会があると告げられていました。そして、今日になって先発と告げられたのです。本当に嬉しかったですし、昨日の晩は良く眠れました。自分自身と能力には自信を持っていたのでナーバスにはなりませんでした。

 私のアイドルであるジダンやデル・ピエロといった偉大なカンピオーネからインスピレーションを受けていますし、メッシやクリスティアーノ・ロナウドからも受けています。

 試合終了後に私達全員がピッチ上に集まった時、全員が私のゴールを祝福するために集まってくれましたし、全員にディナーをご馳走しなければならないと言われました。喜んで支払います」

 

ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「今日のゴールとセレブレーションには勝利とチームを手助けしたい欲求が含まれています。私達にはティフォージを幸せにする目的がありますから。

 ストライカーにとって得点できない時は簡単ではありません。しかし、私は日々最善を尽くして仕事に取り組んでいますし、グループに手を差し伸べることができるとの自信を持っていました。

 このフェーズにおいて私は常に冷静です。過去を変えることができないのは分かっています。将来を良くするために現在を生きなければならないのです。チームや監督の助けを受けて道の上にいて集中しています。試合はもう終わりましたし、私は次戦のことを考えています。

 誰が先発なのかベンチスタートなのかは関係ありません。私は落ち着いていましたし、幸運にもチームを助けることができました。試合中に決定的な仕事ができることは理解しています。

 チームが私と私のゴールを必要としていることは分かっています。得点が少ないことは事実ですし、最終的にゴールは生まれるでしょう。PK もまた蹴りたいと思っています」

 




 

 アッレグリ監督の決断が影響した試合だったと言えるでしょう。

 “先発としての内容が乏しかったヴラホヴィッチ選手” をスタメンから外し、“今節でのプレー内容が芳しくなかったコスティッチ選手” をロカテッリ選手の負傷交代のタイミングで見切ったからです。

 結果の出ていない選手の立場を保護し続けてしまうと『聖域』が発生してチーム内競争が阻害されます。

 『主力選手の貢献度を最大化にする戦略』で成功を手にすることは可能ですが、主力選手が故障離脱を余儀なくされた際に “長丁場のカンピオナート” では目も当てれなくなってしまいます。

 そうした状況への解決策が『チーム戦力の最大化』であり、クラブが「将来の主軸」と大きな期待を寄せる選手であってもチーム内競争は免除すべきではないのです。

 

 今節フロジノーネ戦では「同点の状況で出場選手が若手主体になったものの勝ち切ったこと」が最大の収穫です。相手の方が慌てたプレーが多かったですし、状況判断における成熟度が増したことは大きな自信になるでしょう。

 選手個々は「成長に向けた課題」を抱えていますが、それを1つずつ克服して行ってくれることに期待です。