ユベントスは公式サイト上で 2023/24 セリエA第9節ミラン戦に対する招集メンバー22選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 1st | 1: シュチェスニー、23: ピンソーリョ、36: ペリン |
DF | 1st | 3: ブレメル、4: ガッティ、24: ルガーニ |
B | 13: ハイセン | |
WB | 1st | 11: コスティッチ、17: イリング、22: T・ウェア、27: カンビアーゾ |
MF | 1st | 5: ロカテッリ、16: マッケニー、20: ミレッティ、25: ラビオ |
B | 41: ニコルッシ、47: ノンジェ | |
FW | 1st | 7: キエーザ、9: ヴラホヴィッチ、14: ミリク、18: ケーン |
B | 15: ユルディズ |
ヴラホヴィッチ選手とコンディション面での不安を抱えていたキエーザ選手の両 FW はどちらも招集メンバー入り。その一方で手薄になっている DF 陣の補充は行われませんでした。
MF 陣はアッレグリ監督が前日会見で口にした2005年生まれのノンジェ選手がトップチームに初招集されています。
【先発予想: 3-5-2】
GK: シュチェスニー
DF: ガッティ、ブレメル、ルガーニ
WB: T・ウェア、コスティッチ(カンビアーゾ)
MF: マッケニー、ロカテッリ、ラビオ
FW: ヴラホヴィッチ(ケーン)、ミリク
アッレグリ監督は 3-5-2 を選択するでしょう。基本的には前節トリノ戦と同じ選手配置となり、離脱者や復帰者に合わせて選手の入れ替えが行われるに留まると予想されます。
対するミランのピオーリ監督は 4-3-3 が有力です。プリシッチ、ジルー、レオンの3選手で構成される強力3トップは健在であるだけに「前線の3人に良い形でボールを託せるか」が鍵になるはずです。
一方のユベントスは「どういう試合展開に持ち込もうとするか」でしょう。
- 5-3-2 の守備ブロックからカウンター狙い
- マッケニーを中盤 MF で起用すれば中央の封鎖は可能
- 0-0 で勝点1を計算
- ポゼッションは期待できないので耐え続ける消極的な展開に陥る
- 前線からのハイプレスなどで打ち合いの展開を狙う
- 中盤 MF にはミレッティ(かユルディズ)を起用
- 中盤でのフィジカルは低下するが、ビルドアップ能力は高まる
- 勝点3を持ち帰れる可能性はある
失点後に挽回を狙って前に出るとミランの強力3トップに時間とスペースを与えることになるため、大量失点を喫しても不思議ではありません。そのため、スコアが動いていない段階でどちらの選択肢に活路を見出すかが重要になります。
ユベントスが中盤での主導権争いを「フィジカル」と「ポゼッション」のどちらで奪いに行くプランなのかがポイントになると思われます。
2023/24 シーズンのユベントスは “モダン・フットボール” への転換を試みて開幕戦を迎えました。結果を問われる立場にあるアッレグリ監督が「初志貫徹」の姿勢で大一番のミラン戦に臨むのかに注目です。