2023/24 セリエC第19節が行われ、ホームにヴィス・ペザーロを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)はローヒ選手のプロ初得点で先制するも後半に追い付かれ、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 4: ハイセン 31: スティヴァネッロ 5: ムハレモヴィッチ (C) |
MF | 2: サヴォナ 29: サリフォ(→ 14' st. 15: コメネンシア) 26: ダミアーニ 21: パルンボ 19: ローヒ(→ 46' st. 14: ムラッツィ) |
FW | 9: チェッリ 36: アンジェレ(→ 14' st. 20: イオコラーノ) |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ミッドウィーク開催のエンテッラ戦からは3選手の入れ替えを実施するも変更は最小限に留め、前線はチェッリ選手とアンジェレ選手に託して試合に臨みます。
立ち上がりに主導権を握ったのは左サイドを中心に攻め続けたヴィス・ペザーロ。24分にはシラが左サイドを突破し、スティヴァネッロもフェイントでかわしてシュート。だが、飛び出して来た GK ダッファラが身体に当ててゴールを死守する。
防戦一方だったユベントスは31分にハイセンが入れた高い弾道のクロスに逆サイドからゴール前に侵入したローヒがヘディングシュート。だが、左ポストに嫌われてゴールとはならず。
すると直後にハイセンのヘディングでのバックパスがレルヴォリーノに奪われて GK ダッファラとの1対1の窮地に陥ってしまう。だが、シュートは GK ダッファラが今度は左手1本でセーブ。
窮地を脱したユベントスは43分にハイセンからのリターンを受けたサヴォナがクロスを供給。これをローヒが今度は身体ごと飛び込む形でボールを押し込み、ユベントスが 1-0 とリードを手にする。
1点ビハインドとなったヴィス・ペザーロは後半に攻勢を強める。62分にプッチャレッリのパスに反応したカールソンが左足を振り抜くもシュートは左ポストを直撃。
耐えるユベントスは66分にムハレモヴィッチからのパスを受けたコメネンシアがミドルシュートを放つも、GK ポルヴェリーノが右足でブロック。
すると68分にディ・パオラが放った FK をキャッチか CK へのクリアかで GK ダッファラが判断を一瞬躊躇。キャッチし損ねたボールを空中で捕球したもののゴールラインを割ったと判定され、1-1 の同点に追い付かれてしまう。
同点に追い付かれたユベントスはチェッリやパルンボに惜しい場面が訪れるも勝ち越せず。対するヴィス・ペザーロも84分にカールソン、89分にデ・フリースに絶好機が訪れたが、右ポストと GK ダッファラに阻まれて逆転とはならず。
結局、試合は 1-1 で終了。両チームが勝点1を分け合った。
なお、試合後にブランビッラ監督は次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「最後の試合で精神的にも肉体的にも多くのことを与えられましたし、簡単には行かないと予想はしていました。白熱した試合でしたし、フェアな引き分けでしょう。どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。
失点時に起きたことは残念です。しかし、疲労困憊となった12月のことは忘れましょう。最高の形で再スタートをするために休暇があるのです」
GK ダッファラ選手の判断ミスがなければ勝点3を獲得できていたと思われますが、ダッファラ選手がゴールマウスを守っていなければ前半だけで大差が付いてボロ敗けしていてもおかしくない試合でした。
守備に関しては危ない場面を何度も作られましたが、GK ダッファラ選手や DF 陣の奮闘で最少失点に抑えたことはプラスです。
攻撃面は「FW 陣の決定力」や「中盤 MF 陣のミドルシュートの精度」を高めることがシーズン後半戦に巻き返しを行うための鍵となるでしょう。攻撃に関してはチームへのテコ入れが必要になると考えられるからです。
Bチームはクリスマス休暇を迎えるため、次戦は年明け2024年1月7日(日)に開催される 2023/24 セリエC第20節ペスカーラ戦です。
シーズン後半戦は「前半戦よりも多くの勝点を獲得すること」が目標になります。中断期間で英気を養い、新年から良い再スタートを切ることができるのかに注目です。