2023/24 セリエC第32節が行われ、アウェイでカッラレーゼと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は1失点が最後まで響き、0-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 30: ダッファラ | |
DF | 31: スティヴァネッロ 3: ストラマッチョーニ 5: ムハレモヴィッチ (C) |
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MF | 33: ペロッティ(→ 22' st. 9: チェッリ) 29: サリフォ(→ 22' st. 21: パルンボ) 7: ハサ 19: ローヒ(→ 40' st. 32: トゥリッキア) |
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FW | ST | 44: セクロフ 17: ジェッラ(→ 40' st. 11: ムバングラ) |
CF | 36: アンジェレ(→ 40' pt 2: サヴォナ) |
ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を継続。3バックの中央にストラマッチョーニ選手を起用し、CF にはアンジェレ選手を配置。右 WB にペロッティ選手を起用した他は前節ポンテデーラ戦と同じメンバーで試合に臨みます。
最初にチャンスを得たのはカッラレーゼ。開始直後に縦パスがパニコに入ったことで決定機を得るも、トラップからのシュートを枠の左に外してしまい先制とはならず。
それでも直後の2分に縦パスを起点に右サイドからの折り返しをカペッロが右足シュートで応えたが、これはペロッティがゴールライン上で何とかブロック。ボールをかき出すことに成功し、ユベントスは難を逃れる。
対するユベントスは16分にカウンターで反撃。右サイドからのクロスにセクロフが合わせたシュートは相手 DF に当たって軌道が変わるも GK ブレヴェが身体に当ててゴールを死守する。
押し込むカッラレーゼは32分に抜け出したザノンが決定機を手にするも、シュートは GK ダッファラが好守で応戦。ユベントスは耐える時間が続く。
すると38分にユベントスは接触プレーでいざこざを起こしたストラマッチョーニが2枚目のイエローカードで退場。ブランビッラ監督はアンジェレを下げてサヴォナを投入し、引き分け狙いを鮮明にして後半の45分に臨む。
開き直ったユベントスは49分にジェッラのスルーパスに反応したセクロフがその勢いのままシュートを放つも、ボールはクロスバーの上を通過。
地力で勝るカッラレーゼは59分に右サイドに開いたパニコからのクロスにフィノットがヘディングシュートで応え、待望の先制点を奪うことに成功する。
押され続けるユベントスは77分にロングスローをチェッリが落とし、セクロフが右アウトサイドで狙うも GK ブレヴェが CK に逃れる好反応を見せてゴールとはならず。この CK から生じた混戦からもゴールネットを揺らせない。
一方のカッラレーゼも試合を終わらせる2点目を最後まで奪えずに試合終了のホイッスル。試合は 1-0 で終了し、ホームのカッラレーゼに軍配が上がった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「最後まで同数で試合をしたかったです。カッラレーゼは絶好のスタートを決め、私達はいくつかの状況でミスをしましたが、試合は拮抗していました。チャンスはありましたが、10人となり、守備に奔走することになったのです。
しかし、選手達からは素晴らしいリアクションがありました。カッラレーゼが試合を終わらせられなかったので私達には同点にするチャンスがあったのです。大きなチャンスが2度ありましたし、そこで確実性を欠いたのは残念でした。
失点?後方からのクリアでしたし、セカンドボールは収めましたがクリアできませんでした。ビハインドとなった後に手にした決定機を活かし切れなかったことに悔いが残ります」
序盤は前に出たいユベントスの DF ラインの背後を巧みに突いたカッラレーゼが1枚上手でした。ただ、フィニッシュの精度を欠いていたことでユベントスは命拾いをしたと言えるでしょう。
ストラマッチョーニ選手の退場は「軽率」でしたし、擁護することはできないものです。
1人少なくなったことでユベントスはロングカウンターとセットプレーにシフト。チーム内で完全に意思統一されたことでプレーに対する迷いがなくなったことが善戦した要因の1つでしょう。
11対11の状況でチームとして連動することができていれば、勝点3を持ち帰ることが夢物語ではなかったと思われるだけに今節での戦いぶりを教訓にできるかがシーズン最終盤のポイントになると思われます。
Bチームの次戦は3月30日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第34節アレッツォ戦です。
国際Aマッチデーの関係で第33節は延期となるため、2週間後に開催されるアレッツォ戦で今節での反省点を活かしたプレーで成長した姿を披露してくれることに期待です。